研究課題/領域番号 |
63625020
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
西川 潤 早稲田大学, 政治経済学部, 教授 (10063653)
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研究分担者 |
猪木 武徳 大阪大学, 経済学部, 教授 (00107111)
今岡 日出紀 三重大学, 人文学部, 教授 (50184809)
嶋本 隆光 大阪外国語大学, ペルシャ語学科, (非)講師
原 洋之介 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (60012986)
石田 進 国際大学, 国際関係学研究科, 教授 (20011976)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
1988年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
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キーワード | イスラーム経済 / イスラーム経済政策 / イスラーム経済理論 / 無利子銀行 / ザカート経済 / タウヒード経済 |
研究概要 |
本研究課題については、本年度4回の研究会を開催し、報告討論を行なった他、イスラーム経済論関係の英、仏、独の基本的文献をパソコンに入力し、データベースを作成する作業にとりかかった。 研究会の日程は次の通りである。 (1)5月21日(土)〜22日(日)東大東洋文化研究所で開催された重点領域研究「イスラームの都市性」に出席すると共に、本研究参加者の会合を開催し、研究目的、研究分担、研究日程について討論を行った。 (2)7月30日(土)〜8月1日(月)三重県鳥羽市で第2回研究会を開催し、石田進「イスラームの無利子銀行」、嶋本隆光「イスラームの経済と倫理」両報告に基き、イスラーム無利子銀行の営業実態、イスラーム法における商行為規定を中心に研究討論を行った。 (3)10月1日(土)東大東洋文化研究所で第3回研究会を開催し、今岡日出紀「イスラーム経済論の問題点」、原洋之介「イスラーム経済論の検討;パキスタンの事例」両報告に基き、東南アジア,南アジアにおけるイスラーム経済論と経済政策の関連について、討論を行った。 (4)2月11日(土)〜12日(日)兵庫県神戸市で第4回研究会を開催、猪木武徳「イスラーム経済システムーfictine analysis-のこころみ」、西川潤「現代世界経済の中でのイスラーム経済圏両報告に基き、イスラーム経済論が工業社会においてもつ意味、現代世界経済におけるイスラーム経済圏の比重とその実態について、討論を行なった。 これらの研究報告、討論をつうじて、イスラーム経済論の内容、その経済政策との関経、無利子銀行の実態、今日の世界経済、アジア経済におけるイスラーム経済の比重等についてかなりの程度具体的な検討が行なわれた。イスラーム経済論についてはイスラーム法典に基くある種の体系性と同時に、歴史的・地理的にかなりの顕著な多様性・融通性・力点の相違も存在することが確認された。
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