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ロボット工学的手法を応用した障害児の認知のための高機能教育システム

研究課題

研究課題/領域番号 63626507
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東海大学

研究代表者

増田 良介  東海大学, 工学部, 教授 (70157212)

研究期間 (年度) 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1988年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード障害児教育 / ロボット技術応用 / CIA / 幼児教育 / 特殊教育 / 福祉ロボット
研究概要

本研究は、コンピュータによる障害児教育の高度化と柔軟化を計るため、ロボットの感覚機能、知的機能、複合メカニズムを応用するものであり、次のような研究成果が得られた。
1.障害児が自分意図した情報を適切に入力することができるインターフェースとして、タッチパネル形、フットスイッチ形、リードスイッチ形などの、触覚や近接覚応用の入力装置を開発した。
2.次に視覚応用入力装置として、ビデオデジタイズカードを用いて、CCDカメラから画像信号をコンピュータに取込み、画像の中心、面積、方向検出プログラムにより指先指示ができるようにした。
3.音声認識ボードを利用し、音声入力も可能にした。
4.教育ソフトウェアに関しては、従来の基本的な色、形、数、音、色などの他に、動きのあるプログラムの作成を課題として、(1)速さの比較の表現、(2)乗り降りなど加減算も含めた表現、(3)様々なパターン配置の表現、(4)ストーリーの表現、など多様性をもたせた系列を作った。
5.ソフトウェアの一部には、解答対応プログラムを入れ、簡単なAICAIを試みた。また、各プログラムには対応する副教材を考案し、コンピュータだけの片寄った教育とならないよう配慮した。
6.昭和63年度は3才から特殊学級5年生までの18名に本教育システムを実施した(小田原愛児園において)。その結果、ダウン症児、自閉的傾向児では、感覚の認知に効果がみられ、また、マヒのある子供には、描くことへの意欲などの効果がみられた。
さらに、マイクロメカニズムによる動作表示を用いて空間的概念を形成することや、コミニュケーション障害、身体障害に対するロボットのサポートなどについても検討し、本システムの展開を考えた。

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 増田良介: 日本ロボット学会誌.

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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