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「準結晶の構造の物性」の総括

研究課題

研究課題/領域番号 63630005
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

二宮 敏行  東京大学, 理学部, 教授 (90011460)

研究分担者 上村 〓  東京大学, 理学部, 教授 (60011475)
小川 泰  筑波大学, 物理工学系, 教授 (10025364)
竹内 伸  東京大学, 物性研, 教授 (60013512)
平林 真  東北大学, 金研, 教授 (00005836)
研究期間 (年度) 1988 – 1990
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1988年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
キーワード準結晶 / 準周期系 / 自己相似 / フラクタル
研究概要

重点領域研究「準結晶の構造と物性」は昭和63年度から3年間の予定で発足した。本総括班の役割は、A01 準結晶の構造と成長機構(計画研究代表者 平林真、公募研究4)、A02 準結晶の物性(計画研究代表者 竹内伸、公募研究3)、A03 準結晶の構造とその秩序化過程の理論(代表者 小川泰)、および、A04 準結晶の電子状態と物性の理論(代表者 上村〓)の4班の研究の間の緊密な連絡とその推進をはかることである。
総括班の会議は10月18日に東大理学部で開催され、これからの進め方についての各班の考え方を検討し、全体としてのまとまりをはかった。総括班が主催する研究会としては、A01〜04の合同の研究会を12月5〜8日に開催した(網代-松風苑)。研究会の講演数は48であった。次いで、この研究会での発表と討論にもとづいて、特定のテーマについて、小人数の研究会を2月9、10日に開催した(東大、工学部)。今回とり上げた問題は次のとおりであった。a)バルクで安定な準結晶の生成条件:特にAl-Cu-TM系について、TM元素の周期律表上の位置と安定さの相関が実験的に明らかにされた。b)準結晶の成長の問題:2種のサイズの異なる原子の系の成長について、計算機シミュレーションなどが試みられているが、原子を次々につけていくときの局所的な条件がなぜ準周期的な長距離秩序を発生させることになるのかなどが討論された。c)準周期格子上の電子状態:スペクトルや波動関数などの特徴を表わすパラメターは何かなどが、理論それ自身の問題として、また、計算機シミュレーションを、2あるいは3次元系について行ったとき、充分には大きく出来ない有限サイズの系についての結果から物理的意味を引き出す量は何かなどが議論された。
A01〜04班の63年度の成果は研究会報告の形でまとめられた。

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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