• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

超伝導酸化物単結晶の育成と超高圧下の物性

研究課題

研究課題/領域番号 63631512
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京工業大学

研究代表者

福長 脩  東京工業大学, 工学部, 教授 (20199251)

研究分担者 浦部 和順  龍谷大学, 理工学研究所, 教授 (50016383)
谷口 尚  東京工業大学, 工学部, 助手 (10201625)
井川 博行  東京工業大学, 工学部, 助教授 (30016612)
研究期間 (年度) 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1988年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
キーワード超伝導セラミックス / フラックス法による単結晶 / 高圧フラックス法
研究概要

本研究は、超伝導の出現機構をさぐるために必要な超伝導物質の合成方法、特に単結晶試料の育成を行うことを目的としている。これを進めるには、組成構造を制御した粉末、セラミック試料の合成も当然必要である。研究対象とした物質はY-Ba-Cu-O系、Bi-Sr-Ca-Cu-O系及びLu-Cu-O系である。
(1)YBa_2Cu_3O_7単結晶
Cu-0系フラックスを用いて、2×2×0.5mm程度の単結晶を育成した。ここで用いた方法の特徴は結晶育成後フラックスと容易に分離するものである。得られた結晶は単結晶構造解析、電気的性質、水、塩酸溶液に対する化学的耐久性などを検討した。
(2)Bi_2(Sr,Ca)_3Cu_2Ox単結晶
同様フラックス法により合成し、超伝導性などを検討した。
(3)Bi_2Sr_2CuOx相
単結晶の育成に先立ち、この純相の合成条件を検討し、770〜780℃力焼、800度1h焼成により純相を得て、Tc(on)=12K、Tc(e)=9Kであることが確認された。なお、焼成温度や時間が長くなると、不明相である半導体相の比率が増大する。
(4)Ln_2CuO_4系(Ln=Gd,Pr,Nd,La)
特にLa_2CuO_4相(T)(Nd,Sr,Ce)_2CuO_4相(T^☆)、Nd┣D22CuO┣D24┫D2(T┣D11)相の出現について種々検討し、各々純相状態が得られた。
以上を基礎として、高圧下のフラックス法による結晶育成に関する予備的な研究を行った。

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] K.Kato;K.Kosuda;Y.Uchida;E.T.Muromachi;O.Fukunaga: Acta.Cryst.C44. 794-796 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 吉川孝男,山岡信夫,赤石実,神田久生,三島修,大沢俊一,福長脩: 圧力技術. 26. 3-10 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] H.Kanda;T.Osawa;O.Fukunaga;I.Sunagawa: J.Cryst.Growth. 94. 115-124 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] N.Ohasi;H.Ikawa;O.Fukunaga: Jpn J.Appl.Phys.

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

URL: 

公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi