研究課題/領域番号 |
63633002
|
研究種目 |
重点領域研究
|
配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
池田 克夫 京都大学, 工学部, 教授 (30026009)
|
研究分担者 |
白鳥 則郎 東北大学, 電気通信研究所, 助教授 (60111316)
堂下 修司 京都大学, 工学部, 教授 (00025925)
|
研究期間 (年度) |
1988
|
研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
|
配分額 *注記 |
14,800千円 (直接経費: 14,800千円)
1988年度: 14,800千円 (直接経費: 14,800千円)
|
キーワード | コミュニケーション機構 / 階層的モデル / 知識と知識の相互作用 / 対話 / パートナモデル / 概念レベル / 表現レベル / メディアレベル / 伝送レベル |
研究概要 |
本研究においては、コミュニケーションにおける各段階を、トップダウン的に、概念/情報の相互理解、情報表現、表層表現/メッセージ伝達、伝送メディアという階層的なレベルに分けてモデル化し、互いに交流する二つのシステムの各々の持つ知識の間の相互作用として捉えて、高次コミュニケーションのための基本的な機構を解明し、機能を定式化することを目的としている。本年度においては、次の項目について研究を行なった。また、重点領域研究計画班として、公募の4班を加えて2回の研究会を開催した。 1.コミュニケーション機構の階層的なモデル化 (a)思考と概念の伝達、理解の過程、知識と知識の相互作用、概念レベルと表現レベル、メデイアレベルと伝送レベルの基本的な機能についての考察、(b)概念レベルと表現レベルについて、対話の特性、概念レベルと表現レベルのインタフェース、(c)メデイアレベルと伝送レベルについて、メデイアの特性、メデイアレベルと伝達レベルとのインタフェース、鍵盤入力のインタフェース、複数のアルゴリズムの協調的並列実行。 2.知識-知識の相互作用 主として、言語を用いた人と機械のコミュニケーションにおける知識処理を対象にして、(a)不特定話者を対象とする日本語音声認識に関して、判別分析及びマルコフモデルを用いる方法の比較検討、(b)統合的自然 言語理解に関して、曖昧性に起因する複数の解釈を統合的に判断するシステムの作成、(c)自然言語テキストからの空間情景の復元、(d)知識に関する適当な詳細度を探索する方法としての理論形成、(e)コミュニケーションに着眼した論理 3.対話におけるパートナモデル 対話の履歴に関する情報を用いて、ユーザの、(a)問題解決力、(b)の表現力、(c)理解・解釈力の観点からとらえたモデル化と機能の定式化。
|