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高次コミュニケーションのための通信ネットワークにおける転送方式と制御に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 63633507
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関電気通信大学

研究代表者

小野里 好邦  電気通信大学, 電気通信学部, 助教授 (10143710)

研究期間 (年度) 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1988年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワード構造安定性 / 適応型 / インスタンス / ルール / 予約方式
研究概要

大規模かつ複雑化する通信ネットワークで完全な秩序を保つにはどうしたらよいか、また全体的に調和した優れた能力を持つ通信ネットワークを作るルールは何かを探求するため、以下の様な研究を行った。
1.アロハ方式の構造安定性
アロハシステムをグループに分け、各グループでの発生トラヒックの偏りによりシステムの構造安定性がどのような影響を受けるか明かにし、構造安定であるための十分条件を与えた。さらに、各局の送信能力差等により生じる捕捉効果の構造安定性に及ぼす影響を明かにし、グループ間の相互作用を考慮した通信チャネル有効利用方法を示した。
2 適応型多元接続方式
負荷の変動に対し適応的な制御を行うため、インスタンスとルールの導入によりインスタンス競合割当方式を提案した。これは、チャネル情報に基いたルールの適用によりスロットインスタンスを生成・消滅し、それらインスタンスの競合結果に従ってスロット割当を決定する方式である。本方式について計算機シミュレーションにより評価した。その結果、スループットは1に漸近可能で、応答時間はアロハ・予約複合アクセス方式と同じ位に抑えられる。さらに、本方式を用いれば、インスタンス自体の生成・消滅及びその競合項に簡単なルールを導入することで、例えば一定周期でスロットを割り当ててほしいとか、特定の局に優先権を持たせて欲しいといった要求も容易に実現できる。また、さらに知的な制御も可能になると思われる。

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 桑沢嘉宏: 電子情報通信学会情報ネットワーク研究会技術研究報告. IN88-132. 49-54 (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 稲田竜也: 電子情報通信学会情報ネットワーク研究会技術研究報告. IN88-115. 43-48 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] Y.Onozato: IEEE Trans.Vehicular Tech.Vol.2. (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] F.Fontecha: 13th International Symposium on Mathematical Programming. TH/4M4. 291 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 王相毅: 電子情報通信学会システムのモデリングと性能評価研究会、第一回研究会資料. 37-42 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] W.D.Zhong: International Symposium on Information Theory. 182 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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