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計算機による身体言語理解に関する基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 63633513
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関京都工芸繊維大学

研究代表者

黒川 隆夫  京都工芸繊維大学, 工芸学部, 助教授 (00029539)

研究期間 (年度) 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1988年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワード非音声言語 / 身体言語 / 身振り / 3次元再構成 / 身振りコード / 身振り辞書 / 言語理解
研究概要

身体の3次元形態記述に基づいて機械に身体言語を理解させることを目的とする3つの基礎研究を行った。
1.2次元像からの3次元人体形態の再構成
人が視覚的に身体言語を読み取る機能を計算機上に実現することを目標とし、2次元人体像から身体の3次元形態を再構成する手法を開発した。まず人体形態を決定するのに重要な関節位置を設定し、これより人体の3次元仮想骨格モデルを定義した。2次元画像からは対話的にこの関節位置を抽出して原データとした。次に、身体骨格の接続情報、日本人の平均骨格サイズ、関節可動域に関する知識に基づいて原データから3次元骨格モデルの可能なパラメータを推定する再構成アルゴリズムを導出した。一般に原データから生成される3次元再構成形態は複数個存在するため、現段階では対話方式で適切な形態を指定する必要がある。
2.計算機による身体形態のコーディングと意味論的冗長性の除去手の形態を表現できるコード系を開発した。まず視覚的に識別可能な手の形態を表現できるコードを導いた。これは指番号、13の形態コード、3個の補助記号より成る。これによるコーディング結果には身体言語的な冗長性が含まれているので、その性質を調べいくつかの法則を得た。次に、以上の結果を基に手の3次元形態からそのコードを求めるプログラムを作成し、これに上記の冗長性を除去する手法を付加した。
3.計算機上での身体言語辞書の試作
2.で得たコードを用いて計算機上に身体言語辞書を試作した。この辞書は単に研究用にとどまらず、身体言語と自然言語相互間の翻訳、異文化間の身体言語の翻訳、手話の翻訳と生成、機械への身振り入力の実現などの基礎となる。手の形態、コード、身体言語的意味、形態のグラフィック表現の間で検索が可能である。

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 黒川隆夫: Human Interface News and Report. 4. 87-92 (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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