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国語辞典を用いた動詞のシソーラスの作成

研究課題

研究課題/領域番号 63633520
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関九州大学

研究代表者

日高 達  九州大学, 工学部, 教授 (30037931)

研究分担者 中村 貞吾  九州大学, 工学部, 助手 (40198221)
竹内 章  九州大学, 工学部, 講師 (00117152)
吉田 将  九州大学, 情報工学部, 教授 (80039065)
研究期間 (年度) 1988 – 1990
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1988年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードシソーラス / 動詞 / 上位下位関係 / 語義文 / 辞書
研究概要

本年度は情報処理振興事業協会技術センターで編集された「計算機用日本語基本動詞辞書IPAL」の語義文を我々が開発した構文解説プログラムで構文解析し、動詞語義文の形態調査、語義文の論理的性質、見出し語と語義文の論理的関係、動詞の上位-下位関係の定義について研究を行った。主な研究成果は次の通りである。
1.動詞語義文の形態調査 語義文に現れるすべての単語の品詞別分類表、語義文中に現れる単文のリスト、重文および複文における単文どうしの接続関係のリストを作成した。
2.語義文の論理的性質 動詞の語義文には固有名詞が現れず、全称量化子を含まない。また、複文の従属節は主節に対する条件節としては出現せず、原因・理由・手段・目的などで主節を制限している。1.のデータをもとに、動詞語義文に含まれる(1)単文の意味を現す論理式の形態、(2)名詞句と主辞名詞、動詞句と主辞動詞の論理的関係、(3)複文における従属節と主節の論理的関係、(4)連言的重文及び選言的重文とその要素的文の間の論理的関係を調査し、5つの論理的仮説を設定した。
3.見出し語と語義文の論理的関係 一般辞書における見出し語動詞(n変数述語)と語義文の間に成立する論理的関係を調査し、語義文には見出し語に現れない変数が含まれることがあることを発見した。このような語義文独自の変数を取り扱えるように、見出し語と語義文の論理的関係を設定した。
4.動詞の上位-下位関係の定義 語義文において成立する5つの論理的仮説と見出し語と語義文の論理的関係から、見出し語動詞と語義文の主節の動詞(定義動詞)の間に成立する論理的関係を導出し、見出し語動詞と定義動詞の上位-下位関係を定式化した。

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 榎園茂: 電子情報通信学会論文誌D. J71-D. 1883-1886 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 冨浦洋一: 九大工学集報. 62. (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] Setsuko,Otsuki: Proc.of the Asia-Pacific Conference on Computer Education. 125-135 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 竹内章: システムと制御. 32. 463-470 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 佐藤陽一: 昭和63年度電気関係学会九州支部連合大会. 617 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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