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キイロショウジョウバエ dumpy遺伝子座の分子遺伝学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 63639505
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関お茶の水女子大学

研究代表者

松浦 悦子  お茶の水女子大学, 理学部, 助手 (00111691)

研究分担者 上田 龍  三菱化成生命化学研究所, 細胞生物学研究室, 副主任研究員
石和 貞男  お茶の水女子大学, 理学部, 教授 (20017205)
研究期間 (年度) 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1988年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワードトランスポゾンタッギング / 挿入突然変異 / キイロショウジョウバエ / dumpy遺伝子座
研究概要

トランスポゾンタッギング法は、キイロショウジョウバエの遺伝子をクローニングするのに広く用いられる方法である。本研究では、pUChsneoをゲノム中に挿入させることにより突然変異を誘発し、プラスミドレスキューによってdumpy(dp)遺伝子座の領域のDNAをクローニングすることを試みた。dp遺伝子座には翅の形態異常の他に胚致死を含む致死突然変異のあることが知られ、complex遺伝子座として興味深い。上田氏(三菱生命研)の協力により、pUChsneoを用いて得た数多くの挿入突然変異体のなかに、dpolvと思われるものが1系統得られた。この系統の復帰突然変異率は0.53%と高く、スタンダードのdpとの交配によるF_1はdpの表現型を示したため、まずこの系統の解析を進めた。ゲノムDNAを抽出して、Southern hybridigationにより調べたところ、ゲノム中には1つのpUChsneoが存在すると考えられた。さらに、いくつかの制限酵素を用いてプラスミドレスキューを行い、2つのクローンを得た。このプラスミド DNAを用いてCanton-S系統の唾腺染色体にin situ hybridigationを行ったところ、どちらのクローンも第3染色体の62〜63付近にhybridigeすることがわかった。dp遺伝子座は第2染色体に存在しているので、ここで得たゲノムDNAはdp遺伝子座由来のものではないと判断される。おそらくdp遺伝子座には何らかの突然変異が生じたものと推測されるが、トランスポゾンタッギング法によりつり出せるものではなかったと思われる。しかしながら、pUChsneoの挿入とその領域のプラスミドレスキューによるクローニング、およびin situ hybridigationという一連のシステムは確立されたので、新たな挿入突然変異体を得て解析を進めたい。

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書

URL: 

公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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