研究課題/領域番号 |
63641004
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
遠藤 實 東京大学, 医学部, 教授 (50009990)
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研究分担者 |
栗山 煕 九州大学, 医学部, 教授 (40037495)
遠藤 政夫 山形大学, 医学部, 教授 (40004668)
田中 千賀子 神戸大学, 医学部, 教授 (20025571)
大塚 正徳 東京医科歯科大学, 医学部, 教授 (60013801)
宇井 理生 東京大学, 薬学部, 教授 (50001037)
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研究期間 (年度) |
1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
27,100千円 (直接経費: 27,100千円)
1988年度: 27,100千円 (直接経費: 27,100千円)
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キーワード | トランスメンブランコントロール / 複合膜の機能 / 膜電位依存性Caチャンネル / プロテインキナーゼC / 細胞増殖 / 細胞骨格 / 細胞変性 / ムスカリン性アエチルコリン受容体 |
研究概要 |
本研究は、計画研究6班の総括班として、以下の活動を行った。1.総括班会議は昭和63年7月と平成元年1月の2回東京で開催し、運営に関する諸問題を審議した。2.各計画研究班の最も著名な成果を中心に平成元年1月13日に東京でシンポジウムを開催し、約160名の参加を得て好評であった。3.本重点領域研究の包含する広範な分野を相互に紹介し理解と交流を深める目的で、班員の和文総説の別刷を選んで集録し、複写製本して班員に配布した。4.総括班員の創意により、各計画研究班では実行の困難ないくつかの試行錯誤的研究を、長期的展望の下に行った。(1)葛西はTriadの様な複合膜におけるイオンチャンネルの機能を研究する方法について検討し、2枚の膜にそれぞれT管膜、小胞体膜を融合させたものを接触させる方法などを追究した。(2)香川は人工脂質膜による膜輸送体の電気的検出法の改良を進め、心筋細胞膜の電位依存性Caチャンネルの2種のものの検出に成功した。(3)西塚、大沢は情報伝達の主軸の一つであるプロテインキナーゼCについて、分子の多様性、細胞増殖等の長期的情報伝達における役割等を中心に調べた。(4)藤原、吉田は低酸素下等の劣悪環境時や、細胞の変性、死に際しての細胞内情報伝達系の変化を中心に、実験系の確立などに努めた。(5)中尾は細胞骨格がトランスメンブラン的にコントロールされる機構を追究した。(6)三品は情報伝達機構の多様性を追究する目的で、4種類のムスカリン性アセチルコリン受容体のサブタイプを発現させ、それらが異なる効果器と選択的に共役していることを明らかにした。遠藤も種々の細胞における情報伝達系の多様性を系統的に調べるための方法を確立する目的で、単離細胞を用いての研究法の確立に努めた。購入備品は、あらゆるデータを後の解析のために取り込んでおくPCMデータレコーダーシステムをはじめ全てその目的のために用いられるものである。
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