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副腎クロマフィン細胞のアセチルコリン受容体機構と活性ペプチドによる調節

研究課題

研究課題/領域番号 63641524
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関徳島大学

研究代表者

岡 源郎  徳島大学, 医学部, 教授 (60028298)

研究分担者 森田 恭二  徳島大学, 医学部, 講師 (50108883)
研究期間 (年度) 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1988年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード副腎クロマフィン細胞 / アセチルコリン受容体 / ニコチン様受容体 / ムスカリン様受容体 / Ca^<2+>の動員 / VIP
研究概要

副腎髄質クロマフィン細胞は、カテコールアミンを含有する神経細胞のモデルとしても、最近各方面から関心が寄せられている。本研究では、このクロマフィン細胞のアセチルコリン受容体刺激応答とこの機構に及ぼす活性ペプチドとくにVIPの影響などについて検索した。
その結果、
1.ウシ副腎クロマフィン細胞では、ニコチン様受容体の刺激で、外液Ca^<2+>の急速な細胞内への流入とカテコールアミンの分泌がみられたが、ムスカリン様受容体の刺激では、細胞外液Ca^<2+>の細胞内への流入はみられず、カテロールアミンの分泌もみられない。
2.モルモット副腎クロマフィン細胞では、ムスカリン様受容体の刺激によってもカテコールアミンの分泌はみられ、これは細胞内Ca^<2+>プールからのCa^<2+>の遊離によるものと考えられた。事実、クインIIやフラIIなどのCa^<2+>指示〓を用いた検索から、ムスカリン様受容体の刺激によっても細胞内遊離Ca^<2+>レベルの上昇が観察された。
3.VIPは、ニコチン様受容体刺激による細胞応答には殆ど影響を与えなかったが、ムスカリン様受容体刺激による細胞応答を増強した。また、1μM以上のVIPは、それ自身で細胞内遊離Ca^<2+>レベル上昇を伴わずにカテコールアミン分泌を促進することを見い出した。VIPによるカテコールアミン分泌の機構は、今後の話題として残された。

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Mir,Misbahuddin;M,Oka: Neuroscience Letters. 87. 266-270 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] Mir,Misbahuddin;M,Oka;A.Nakanishi;K.Morita: Neuroscience Letters. 92. 202-206 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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