研究課題/領域番号 |
63810001
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
心理学
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
藤澤 清 福井大学, 教育学部, 教授 (50020087)
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研究分担者 |
梅沢 章男 福井大学, 教育学部, 助教授 (70151925)
松木 健一 福井大学, 教育学部, 助教授 (10157282)
三橋 美典 福井大学, 教育学部, 助教授 (20157556)
清水 史郎 福井大学, 教育学部, 助教授 (30020134)
中村 圭佐 福井大学, 教育学部, 教授 (50020128)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
1990年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1989年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1988年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 知能障害児 / パソコン利用教材 / 学習プログラム / 視覚認知 / 聴覚認知 / 教育・評価法 / 視覚的認知 / 聴覚的認知 / 判別・診断法 / データーベース |
研究概要 |
本年度は、3ケ年研究計画の最終年度として、パソコンを利用した知能障害児の認知能力判別・教育・評価システムのうち、教育評価プログラムの開発を行うとともに、養護学校等の教育現場で実際に本システムを試験的に運用してその有効性・妥当性を吟味した。また、これに基づいて、判別・教育・評価システムの一体化を計り、学校や家庭における日常生活上の行動特性等も加えたデ-タベ-スシステムを加味して、より体系化された総合的システムの完成を目指した。 1.認知能力発掘と向上のための教育評価システムの開発:初年度で作成した判別システムの中から、第2年度の教育プログラムと対応した項目を抽出し、客観的な評価変法と評価項目を作成した。これによって、各児童の学習過程がより明瞭に把握できることが示唆された。 2.教育現場への試験的運用:本判別・教育・評価システム(ハ-ド・ソフトウェア)を、パソコンを所有している養護学校、特殊学級、障害児施設等に貸与し、1〜2週間試験的に運用してもらった結果、多くの教員・職員から、その操作性や各児童の変容過程の把握が容易なこと等の評価を受け、本システムの有効性・妥当性が示唆された。 3.総合的デ-タベ-スシステムの開発:各障害児について、3カ年にわたる本研究結果とともに、生育歴、障害種別、諸検査結果、学校及び家庭での行動的特徴など加味した数十項目を抽出し、項目毎に自由に検索したり、全項目を総合判定して障害児を分類・判別できるようなソフトウェアシステムを試作したが、まだ、完成には至っていない。 4.総合的な判別・教育・評価システムの体系化:教育現場での試験的運用による反省点や提案と、デ-タベ-スシステムの内容も加味し、判別・教育・評価の3システムを修正・追加しつつ一体化し、総合的システムの完成を目指したが、完成には至っていない。
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