研究課題/領域番号 |
63810003
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研究種目 |
試験研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
心理学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
本明 寛 早稲田大学, 文学部, 教授 (70063112)
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研究分担者 |
上田 雅夫 早稲田大学, 人間科学部, 教授 (30063530)
岸 学 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (40143622)
辰見 敏夫 文京女子短期大学, 保育科, 教授
浅井 邦二 早稲田大学, 人間科学部, 教授 (80063254)
織田 正美 早稲田大学, 文学部, 教授 (50063706)
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研究期間 (年度) |
1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
8,300千円 (直接経費: 8,300千円)
1988年度: 8,300千円 (直接経費: 8,300千円)
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キーワード | 人格発達 / 生涯発達 / 向性 / 道徳性 / 価値尺度 / 質問紙法 |
研究概要 |
本研究の目的は、人間の発達段階における人格の発達や変化を多面的に診断する心理検査ー主として質問紙方式のものを作成することにあった。 そのためにまず、五つの班に分かれて、人格発達にかかわる従来の実証的研究や発達の諸理論を検討し、数次の研究報告会を開きその結果をとりまとめる作業を行った。 次に各班がそれぞれの理論に立脚して人格発達の諸側面を診断・測定する検査を試作する作業を行った。その詳細は以下のようである。(なお、今後これらの諸検査を総合化する方法を検討する予定である) 1,人格発達に関する質問紙式検査 青年期、成人期のサンプルを対象として生涯発達理論にもとづいて10の人格特性をみる検査の試案を作成した。 2,向性検査 人格の重要な側面の1つである「向性」について、同検査の歴史的背景をふまえて社会性、知性(思考的向性)、情緒的向性をみる新検査を試作した。 3,壮年・高齢者の人格特性をみる検査 従来の高齢者の人格に関する諸研究をふまえて、壮年期と高齢期の人格特性をみる検査を考案した。(社会的自信度、モラール尺度などを含む) 4,道徳判断傾向検査 コールバーグの道徳性の発達理論にもとづいて「道徳性」の発達段階を個人内評価する検査を作成した。 5,価値観尺度 モリスの価値尺度と従来からあるSG式価値態度検査との相関関係を検討することによって価値観の発達的側面をみる尺度を検討した。
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