研究課題/領域番号 |
63820001
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研究種目 |
試験研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
政治学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
蒲島 郁夫 筑波大学, 社会工学系, 助教授 (80134196)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
7,100千円 (直接経費: 7,100千円)
1990年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1989年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1988年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | デ-タバンク / 政治意識調査 / コ-ドブック / ネットワ-ク・システム / 選挙 / 政治意識 / パソコンネットワ-ク / データバンク / コードブック / パソコンネットワーク |
研究概要 |
政治学の分野においてこれまで収集されてきたデ-タに関し、デ-タバンクの開発のための基礎研究を行ってきた。放っておけば研究に利用されないまま散逸してしまう可能性のある貴重なデ-タを保存、整理、公開することは、政治学の発展と貴重な資源の効率的利用にとって重要な課題である。 本研究のより具体的な目的は、(1)政治意識調査デ-タの確認と入手、(2)利用可能なデ-タについて、その整理とコ-ドブックの作成、(3)デ-タ公開のための制度づくりの3つである。デ-タの入手とコ-ドブックの作成については、大規模な全国政治意識調査である、1976年衆議院総選挙のパネル調査(JABISS調査)、1983年衆参議員選挙のパネル調査(JES調査)を入手し、そのデ-タの整理とコ-ドブックを刊行した。また選挙のたびに行われている明るい選挙推進協会の選挙調査を入手し、それについてもコ-ドブックの刊行を鋭意に進めつつあり、現在まで、1972年、1976年、1979年衆議院議員総選挙についてその刊行が終了した。デ-タ公開の制度づくりについては、筑波大学社会工学系多目的デ-タバンクと協力し、政治意識デ-タをこのデ-タバンクに保存し、他の大学の研究者が公衆回線を使って自由にデ-タ分析ができるようにネットワ-ク・システムを開発した。 今後の課題として考えなければならないことは、デ-タバンクづくりは他の研究者の便宜を図るといった縁の下の力持ち的な仕事が主で、余程のインセンティブがなければ、公共財的なデ-タバンクの確立は難しいことである。また、デ-タバンクの確立には優秀な技官の存在が必須である。サポ-ト・システムの確立にによって研究者の時間が軽減できるのではないか。
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