研究課題/領域番号 |
63840002
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研究種目 |
試験研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
天文学
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研究機関 | 国立天文台 |
研究代表者 |
磯部 〓三 (磯部 秀三) 国立天文台, 光学赤外線天文学研究系, 助教授 (20012867)
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研究分担者 |
土屋 裕 (株)浜松ホトニクス, システム事業部, 部長
大坪 順次 静岡大学, 工学部, 助教授 (00176942)
馬場 直志 北海道大学, 工学部, 助教授 (70143261)
神田 泰 国立天文台, 光学赤外線天文学研究系, 助手 (80012871)
平山 智啓 国立天文台, 光学赤外線天文学研究系, 助手 (60012837)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
7,400千円 (直接経費: 7,400千円)
1989年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1988年度: 5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
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キーワード | 干渉計 / スペックル干渉 / フ-リェ変換 / 空間光変調システム / 星の表面分布 / 二重星 / スペック干渉 / フーリェ変換 |
研究概要 |
ゆれ動く空気中を通過して乱された星の画像情報をハ-ト的装置によって、リアルタイムで画像再生する空間光変調システムを開発し、一連の実験によってその有効性を明らかにした。 1.初年度に購入した空間光変調管を有効に働かせるためのソフト開発を行い、人工光源を使ったテストによって、所期の目的性能に達していることを明らかにした。 2.初年度に岡山天体物理観測所188cm望遠鏡を使ってビデオテ-プに記録したデ-タを使って、空間光変調システムによる二重星の分離に成功した。 3.ひき続き、空間光変調システムを上記望遠鏡に直接接続し、リアルタイムでの二重量のフリンジ検出に成功した。 上記の実験開発により、本研究の目的としている、光画像を入力画像のサイクルタイムに合わせてハ-ド的に高速フ-リェ変換する空間光変調システムが、実用上問題のないレベルで働くことを明らかにした。 空間光変調システムの小型軽量化にも成功しているので、天体観測などの場合に要求される可搬性にも富んでいて有効である。 今回のシステムでは、光変調管自体の寿命を考慮して、サイクルタイムを2Hz程度におさえてあるが、ビデオレ-トの30Hz程度でしかも長寿命の管の開発が将来のコンピュ-タなど他分野への応用としては重要なテ-マとなる。
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