研究課題/領域番号 |
63850042
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研究種目 |
試験研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
熱工学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
齋藤 武雄 東北大学, 工学部, 教授 (80064161)
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研究分担者 |
佐藤 清 東北大学, 工学部, 助手 (80006444)
佐藤 克朗 仙都工業(株), 代表取締役
広瀬 宏一 米沢工業高等学校, 教諭
栗山 太 高岳製作所, 主任研究員
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研究期間 (年度) |
1988 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
1989年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1988年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
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キーワード | 地球温暖化 / エネルギ-システム / 潜熱エネルギ-貯蔵 / 潜熱カプセル / 成績係数 / 相変化物質 / 炭酸ガス / コンピュ-タシミュレ-ション / 熱源システム / シミュレーション / 蓄熱タンク / 地中パイプ / ヒートポンプ / COP / 球カプセル / 潜熱蓄熱 |
研究概要 |
近年のCO_2による地球温暖化やフロンによるオゾン層破壊などの、いわゆるグロ-バルな環境問題は、時間スケ-ルの大きい、国際性を有する問題であり学問的レベルに留まらず政治的レベルの解決が迫られている。とりわけ、地球温暖化の問題は、CO_2排出の低減対策を早急に講ずる必要があり一時を争う最重要課題となりつつある。本研究を開始した1988年頃からこのような方向が明確となってきた。 本研究は、種々のエネルギ-機器およびシステムの性能を飛躍的に向上させる方法を提案しシミュレ-シヨン手法を呈示したもので、結果的に1次エネルギ-の入力を低減し、CO_2の排出量を抜本的に減少させる効果を期待できる。 本研究により次のような成果をえた。 (1)従来、単体(single component)としてのみ用いられてきたエネルギ-システムに、熱源システムや貯蔵システムを機能的に組み込むことにより、総合効率を格段に向上させる新システムを提案した。 (2)使用目的に応じた具体的高性能エネルギ-システムを構築し、そのオペレ-ションモ-ドなどを明確にするとともに、その性能を予測するコンピュ-タソフトウェアを開発した。 (3)上記(2)において開発したソフトウェアを用い、具体的システムについてシミュレ-ションを行い、パラメトライゼ-ションを行うことによりシステムのオプティマルデザインを行った。 (4)とくに、潜熱エネルギ-貯蔵システムのカプセル内の蓄熱過程について実験および数値シミュレ-ションによって、相変化過程を明らかにし、最適設計を行った。
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