研究課題/領域番号 |
63850043
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研究種目 |
試験研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
熱工学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
相原 利雄 東北大学, 高速力学研究所, 教授 (90006172)
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研究分担者 |
林 宏和 前川製作所, 技術研究所, 研究員
田中 義昭 前川製作所, 技術研究所, 研究員
笠原 敬介 前川製作所, 専務
本郷 三夫 東北大学, 高速力学研究所, 助手 (40006177)
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研究期間 (年度) |
1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1988年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | 流動層 / 熱交換器 / ヒートポンプ / 蒸発器 / 除霜 / 着霜 / 裸管群 / 熱・物質伝達 |
研究概要 |
極浅層流動層を応用したヒートポンプ用流動層蒸発器を試作し、実用の11kWヒートポンプシステムに取入れ、冬北の屋外実験を行うことによって、空気の温・湿度や気象条件による伝熱性能と除霜特性に及ぼす影響について実験的に明らかにした。得られた結果を要約すると以下のようになる。 (1)今冬は外気温度、相対湿度が異常に高く、実験条件としては劣悪な状態であったため、完全な除霜結果を得ることが出来なかった。しかし、単相に比較すると霜の成長は遅く、また熱通過率は2倍以上向上することが確認された。 (2)相対湿度が80%以下の条件では、無着霜域が広がり伝熱管上部は全く着霜しないことが確認された。また無着霜運転の実現には、入口空気条件や蒸発温度の変動を極力小さくすることが今後の課題であることが明らかとなった。 研究実績の詳細は「科学研究費補助金成果報告書」に記載してある。以上要するに、本研究の目的は、今期が異常な暖冬であったことを考慮すると、ほぼ達成されたと考えられる。
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