研究課題/領域番号 |
63850071
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研究種目 |
試験研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
電子機器工学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
小柴 正則 北海道大学, 工学部, 教授 (40101521)
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研究分担者 |
早田 和弥 北海道大学, 工学部, 講師 (80173053)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
1989年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1988年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
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キーワード | 有限要素法 / スプリアス解 / 数値解析 / 数値シミュレ-ション / 自動デ-タ生成法 / コンピュ-タグラフィックス / ソフトウェアパッケ-ジ / コンピュ-タ支援工学 / 数値シミュレーション / 自動データ生成法 / コンピュータグラフィックス / ソフトウェアパッケージ / コンピュータ支援工学 |
研究概要 |
成熟社会といわれる今日、多品種、少量、短サイクルの生産要求を受けて製品開発期間が短縮されており、あらゆる分野で高性能なシミュレ-ションシステムに対するニ-ズが高まっている。 ここでは、光・電磁波解析用高水準ソフトウェアパッケ-ジを、デ-タの処理順序に従い、プリプロセッサ(前処理部)、ソルバ-(解析実行部)、ポストプロセッサ(後処理部)といった複数階層の機能に分けて、それぞれの機能として必要なソフトウェア技術を駆使し、これらの機能を包括した総合的なシステムの構築を目指して研究を進め、以下の成果を得た。 1.形状、材質などによらず、高精度な解析、設計を可能とするため、有限要素法をサポ-トしたソルバ-機能の開発を行った。 2.プリ・ポストプロセッサ機能の開発に関連して、自動デ-タ生成法に関する研究を行うとともに、画像・図形処理法についての検討を行った。 3.光・電磁波問題の有限要素法解析におけるスプリアス解の発生原因を明確にした。 以上の成果をもとにして、EWS(エンジニアリングワ-クステ-ション)向け光導波路解析パッケ-ジを開発した。本パッケ-ジは、形状モデラ、メッシュジェネレ-タ、ソルバ-、ビュ-アの四つの独立なモジュ-ルから構成されており、モジュ-ル単位でのバ-ジョンアップや交換などが容易になっている。また、ソルバ-においては、スプリアス解発生の問題がないスカラ近似有限要素法がサポ-トされており、種々の光導波路に対する数多くの数値実験結果から、本ソルバ-が実用的に十分使用に耐え得るものであることを確かめるとともに、計算精度、計算時間についての詳細なデ-タを集積した。
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