研究課題/領域番号 |
63850110
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研究種目 |
試験研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
コンクリート工学・土木材料・施工
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
家村 浩和 京都大学, 工学部, 助教授 (10026362)
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研究分担者 |
松本 喬 鹿島建設, 情報システム部, 課長
伊津野 和行 京都大学, 工学部, 助手 (90168328)
渡辺 央夫 (渡辺 史夫) 京都大学, 工学部, 助教授 (50026267)
小林 和夫 大阪工業大学, 工学部, 教授 (10021586)
山田 善一 京都大学, 工学部, 教授 (60025856)
杉戸 真太 京都大学, 工学部, 助手 (60115863)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
7,300千円 (直接経費: 7,300千円)
1989年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1988年度: 4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
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キーワード | 鉄筋コンクリ-ト / フレ-ム構造 / 3次元 / 弾塑性地震応答 / 軸力変動 / プログラム / ハイブリッド実験 / 地震被害 / 鉄筋コンクリート構造物 / 弾塑性挙動 / 立体振動 / 応力ーひずみモデル / 地震応答 / ファイバーモデル / 数値計算 |
研究概要 |
従来の弾塑性部材モデルにおけるM-Ф関係に、軸力変動の効果を取り込むのは、極めて繁雑でほとんど不可能に近い。しかるに、土木や建築の分野において、地震応答時の立体振動および軸力変動を無視しえない構造物が計画・設計・施工されている。斜張橋の塔や幅の狭い高層建築の柱などがその典型である。本研究では、まず要素部材の2軸のM-Ф関係を、断面内の層要素の応力-ひずみ関係より精算するサブプログラムを作成する。この妥当性を実験結果との比較より立証したあと、これを構造物全体の3次元剛性マトリックスにもちこみ、軸力変動を考慮したRCフレ-ム構造物の3次元弾塑性精算地震応答解析プログラムを開発する。以上のことより、軸力変動の大きい、RCフレ-ム構造物の塑性域における耐震安全性評価の精度を飛躍的に向上させようとするのが本研究の目的である。 上記の研究目的を達成するため、本研究では、新しく開発したサブストラクチャ-ハイブリッド実験装置を用いて、組合せ応力化での地震応答載荷試験を実施するとともに、材料構成則からの理論解析法の開発に関する一連の研究を行った。また橋梁構造物の弾塑性耐震設計法や、繰返し荷重下でのRC部材の復元力特性に関するより一般的な立場からの検討も行なった。さらに修復RC部材の動的耐力の回復度をハイブリッド地震応答実験から検討した。また、1989年10月17日に発生したロマプリ-タ地震によるコンクリ-ト橋の被害概要の調査結果についても言及した。
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