研究課題/領域番号 |
63850184
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
高分子合成
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
川上 雄資 名古屋大学, 工学部, 助教授 (80109280)
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研究分担者 |
豊島 伸行 (株)メニコン, 研究員
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研究期間 (年度) |
1988 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
1990年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1989年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1988年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
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キーワード | ポリジメチルシロキサン / 気体造過膜 / 液晶性高分子 / 分子設計 / 固体NMR / 分子運動性 / 透過選沢性 / スペ-サ- / オリゴシロキサン / 立体規則性ポリマ- / 気体透過膜 / ポリシロキサン / ポリエ-テル / 構造一機能相関 / 拡散係数 / 緩和時間 / マクロマー / グラフト重合体 / 気体透過 / 高分子液晶 / 膜 / 表面修飾 / ガラス転移温度 / 側鎖の運動性 / スピンースピン緩和 / 立体規則性ポリマー |
研究概要 |
シロキサン系ポリマ-の講造制御により、より高度な機能を発現させ、その評価を行なうことを目的とし、気体透過模素材の分子設計、評価、コンタクトレンズへの応用、液晶ポリマ-のスペ-サ-としての機能の評価などを行なった。気体透過膜素材の分子設計に関しては、シロキサンのオリゴシロキサンとしての利用による気体透過膜素材の設計法を確立することができた。すなわち、オリゴシロキサンを枝分れの立体的に大きい置換基とし、さらに、シロキサン結合をスペ-サ-として用いることにより、透過性、選沢性のバランスのとれたポリマ-となることを固体NMRによる緩和時間の測定より明らかにし、素材の分子析計法を確立するとともに、コンタクトレンズ材料などとして実用的な素材を開発することができた。主鎖ポリブダジエンにシロキサン結合を介してメソゲンを導入したポリマ-を合成した。このポリマ-は、その主鎖の優れた特性により、成形性など、従来の液晶性高分子には見られない長所は備えており、従来のポリマ-の欠点を補うものであることをみいだした。これらの分子設計は、液晶性高分子の範囲を広げるものである。さらに、液晶にキラリチ-を導入し、より高度の機能を発現させるために、置換基をもつトリチルメタクリレ-ト誘導体の合成、重合を行なった。アルキル側鎖を持つモノマ-がアニオン重合できることがわかった(poIym.J.)。装置としては、赤外、紫外分光光度計を構入し、分析手段の向上を図った。
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