研究課題/領域番号 |
63860011
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
応用生物化学・栄養化学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
目黒 煕 東北大学, 農学部, 教授 (30005590)
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研究分担者 |
高橋 裕明 (株)東ソー, 主任研究員
赤坂 和昭 東北大学, 農学部, 助手 (10201881)
西田 芳弘 東北大学, 農学部, 助手 (80183896)
大類 洋 東北大学, 農学部, 助教授 (20100050)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
1990年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1989年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1988年度: 4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
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キーワード | hydroperoxide / determination / fluorometry / HPLC / diphenyl pyrenyl phosphine / diphenylー1-pyrenylphosphine / high performance liquid chromatography / triacyl glycerol / ジフェニルー1ーピレニルホスフィン / ヒドロペルオキシド / 蛍光分析システム |
研究概要 |
新しい発蛍光試薬、ジフェニルー1ーピレニルホスフィン(DPPP)を用いた脂質ヒドロペルオキシドの高感度蛍光分析システムを開発した。 1 液相法を用いた食用油脂、及び食品中の過酸化脂質分析法の開発:試料数mgを用いサブナノモルレベルの総ヒドロペルオキシド(HPO)の分析を可能とした。本法は、試料と試薬の各溶液を混合し、60℃で60分間反応後、生成したDPPPオキシドを蛍光定量するもので同時に複数検体の処理が可能であった。 2 高速液体クロマトグラフィ(HPLC)を用いた分析システムの開発:HPLC法と本検出法をオンラインで組合せたポストカラムシステムを開発した。本システムは溶出液に試薬溶液を混合し反応コイル中で反応後、380nmの蛍光強度を測定するもので、ピコモルレベルのヒドロペルオキシドの定量が可能であった。 (1)トリアシルグリセロ-ル(TG)ーHPOの分析システム:逆相ODSカラムを用いる事によりTGーHPOをPartition Number(PN=構成脂肪酸の総炭素数ー2x二重結合数)により分離定量するシステムを開発した。これにより、定量と同時にHPOの分子種に関する情報を得ることが可能であった。また、シリカゲルにフェニル基を結合させたカラムを用い、TGmonoHPOを一本のピ-クとして検出することによりクラスレベルでの分析も可能とした。 (2)ホスファチジルコリン(PC)、ホスファチジルエタノ-ルアミン(PE)ーHPOの分析システム:シリカゲルカラムとアミノプロピルカラムを直列に接続することによりPC、及びPEーHPOを同時に分析するシステムを開発した。本システムは血漿試料への応用が可能であった。
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