研究課題/領域番号 |
63860019
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
林学
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研究機関 | 東京大学 (1989-1990) 東京農工大学 (1988) |
研究代表者 |
大里 正一 東京大学, 農学部(林), 教授 (30011935)
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研究分担者 |
長岡 稔 イワフジ工業(株), 研究開発部, 部長
峰松 浩彦 東京農工大学, 農学部, 助教授 (60011988)
新井 雅夫 東京農工大学, 農学部, 助教授 (90014927)
塚本 良則 東京農工大学, 農学部, 教授 (60014924)
太田 猛彦 東京大学, 農学部, 教授 (50134797)
橋本 康生 富士インジニアリング(株), 研究開発部, 部長
原島 康行 イワフジ機構(株), 研究開発部, 部長
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研究期間 (年度) |
1988 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
10,600千円 (直接経費: 10,600千円)
1990年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1989年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1988年度: 7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
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キーワード | 架線 / 伐出 / ハ-ベスタ- / ハーベスター |
研究概要 |
わが国の山岳林、特に急傾斜地における伐出作業は機械の自動化が遅れ、重労働でかつ危険な作業の一つとなっている。現在の作業システムは、一般にチェ-ンソ-による伐倒・技払い、架線による全幹集材、盤台または立場における玉切りとから構成されている。この作業システムにおいて伐倒から玉切りまで機械により一貫した作業が可能となれば、作業員は重労働でかつ危険な作業から解放されるとともに、一貫作業により伐出作業時間の短縮が図られ、生産性の向上も期待されることとなるであろう。 そこで今回は急傾斜地において伐倒から玉切りまで一貫しておこなうための機械、即ち架線用ハ-ベスタ-の試作をおこなうことにした。本機は架線上を無線によって自走する搬器部と木材の把持、伐倒、枝払い、玉切り等の機能を有する作業機部とからなるものとした。 本機の試作は次のような順序でおこなった。先づ科学研究補助金の交付額を考慮して試作のための基本的な検討をおこない、搬器部と作業機部を決定し製作した。次に搬器部と作業機部とのマッチングをおこない、機能テストをおこなった。ついで実用化のため伐木造材に関する実験をおこなった。その結果、試作機は搬器走行、伐木、枝払い、玉切り等いづれも所期の目的をほぼ達成したものと思われる。 今後の課動としては、(1)立木へのアプロ-チの時間を短縮すること、(2)追口切りの進行につれて立木の重量によりソ-チェ-ンのバ-の進行が因難となるため、その防止対策を講じること等があげられる。
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