研究課題/領域番号 |
63860026
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研究種目 |
試験研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
水産化学
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研究機関 | 東京水産大学 |
研究代表者 |
永山 文男 東京水産大学, 水産学部, 教授 (90017020)
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研究分担者 |
渡辺 悦生 東京水産大学, 水産学部, 助教授 (00017055)
池田 弥生 東京水産大学, 水産学部, 教授 (70017078)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
6,200千円 (直接経費: 6,200千円)
1989年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1988年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
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キーワード | GPT / GOT / LDH / 酵素活性 / 血液 / バイオセンサ- / 酵素 / 酵素計測 / バイオセンサー |
研究概要 |
魚類の健康診断に使用するための(血液)酵素活性計測用のバイオセンサ-を試作し、その使用条件を検討した。 1.乳酸脱水素酵素(LDH;乳酸+NAD→ピルビン酸+NADH)の活性は、ピルビン酸オキシダ-ゼ(ピルビン酸+リン酸+O_2+H_2O→アセチルリン酸+CO_2+H_2O_2)を固定した膜を装着した酸素電極を用いて測定した。操作条件はpH7.8,35℃、基質流速0.3ml/min(入口)、0.35ml/min(出口)、試料を含む緩衝液0.27ml/minとした。 2.グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナ-ゼ(GPT;アラニン+オキソグルタル酸→ピルビン酸+グルタミン酸)の活性も、上記と同様な電極を用いて測定した。操作条件は、pH7.0、25℃、基質流速0.5ml/min、試料を含む緩衝液0.6ml/minとした。 3.上記2種のセンサ-を並列にしたシステムを構成して、LDHと、GPTの同時測定を行った。両酵素とも30℃、基質流速0.34ml/min(入口)および0.52ml/min(出口)、試料を含む緩衝液0.56ml/minとした。 4.グルタミン酸・オキサロ酢酸トランスアミナ-ゼ(GOT;アスパラギン酸+オキソグルタル酸→オキサロ酢酸+グルタミン酸)の活性は、オキサロ酢酸デカルボキシラ-ゼ(オキサロ酢酸→ピルビン酸+CO_2)とピルビン酸オキシダ-ゼを固定した膜を装着した酸素電極を用いて測定した。操作条件は、pH7.8、23℃、基質流速0.08ml/min、試料を含む緩衝液0.2ml/minとした。 いずれの酵素センサ-についも、酵素量と測定値とは良好な相関を示すが、その測定値が、従来法で測定した値と一致しない場合があり、血液酵素の測定のためには、なお細部の検討が必要と思われる。
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