研究課題/領域番号 |
63870043
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研究種目 |
試験研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
小畑 秀文 東京農工大学, 工学部, 教授 (80013720)
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研究分担者 |
志田 寿夫 珪肺労災病院, 放射線科, 部長
舘野 之男 放射線医学総合研究所, 臨床研究部, 部長
細田 裕 放射線影響研究所, 臨床研究部, 部長
野辺地 篤郎 聖路加国際病院, 顧問
大森 隆司 東京農工大学, 工学部, 助教授 (50143384)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
17,300千円 (直接経費: 17,300千円)
1989年度: 4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
1988年度: 12,700千円 (直接経費: 12,700千円)
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キーワード | 自動診断 / じん肺 / ディジタルX線像 / 計算機診断 / 標準フィルム / 陰影密度 / X線画像解析 / テクスチャ解析 / パターン認識 |
研究概要 |
本年度は主に自動診断システムの開発を研究課題の中心に据え、これまでの手法の改良とそれらの統合化に取り組んだ。その結果、以下のような成果が得られた。 1.自動システムを開発するのに必要な標準デ-タの収集を行い、70症例の収集を完了した。 2.得られたディジタルX線写真すべてに対し、自動診断の基準となるじん肺陰影が均一に分布している範囲を医師の合議により決定し、自動診断システム開発の基礎デ-タ収集を完了した。 3.これまでに開発した自動診断手法の改良に取り組み、その性能向上を実現した。具体的には、使用した特徴量の有効性をすべてチェックし、判定手法の改良も併せ行ない、それぞれの手法の診断率の向上を図った。 4.我々が開発した5つの手法を統合した統合診断システムを開発し、140症例のディジタルX線写真に対して、正常/異常の2クラス診断では89%、0、1、2、3型の4クラス分類では66%の診断率を達成した。これらは部分画像に対する診断率であり、X線フイルム全体に対して、さらに総合的な診断を行なえば、極めて高い診断率が達成できる見通しを得た。
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