研究分担者 |
菊地 義信 東京家政学院, 筑波短期大学, 助教授 (20091944)
増田 文男 筑波大学, 学校教育部, 助教授 (40015748)
板橋 秀一 筑波大学, 電子情報工学系, 教授 (70151454)
中山 和彦 筑波大学, 電子情報工学系, 教授 (50091913)
佐藤 泰正 筑波大学, 心身障害学系, 教授 (60015419)
海老原 義彦 筑波大学, 電子情報工学系, 助教授 (00101155)
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配分額 *注記 |
25,500千円 (直接経費: 25,500千円)
1990年度: 6,200千円 (直接経費: 6,200千円)
1989年度: 8,300千円 (直接経費: 8,300千円)
1988年度: 11,000千円 (直接経費: 11,000千円)
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研究概要 |
二次元触覚表示装置,点字・触図読取り装置の開発,自動点訳,自動墨訳を究極の目標とする自然言語処理系の開発・拡充,高等教育に不可欠な数式の点字表現に関する比較調査等を主として行ない,ト-タルシステム開発の礎とした。尚,二次元触覚表示装置機構部の製造経費が嵩み試作が危ぶまれたため,点字・触図読取り装置機構部の製造外注を取止め,自作の可能性を見極めた上で二次元触覚表示装置の試作に研究経費の大部分を投入したため,当該機関連の外注が遅れる結果となった。 1.二次元触覚表示装置 : 前年度試作した表示部を基に実験を繰返し,良好な結果が得られたため,本年度は実用試験機を開発することとし,B5版サイズ(横158×縦229ドット.36,182本の表示ピンを持つ)の表示部を試作した.上記の理由から,当初計画より多少遅れ気味となったが,以後は単純作業にかかわるマンパワ-の問題であり,完成に因難な点はない。 2.点字・触図読取装置 : B5版,A4版,レタ-サイズの点字紙を対象とするシ-トリ-ダ-形式とした。実効読取り幅は215mm(分解能2本/mm)である。設計目標は達成できたと考えている。 3.日本語処理 : 点訳のための電子辞書を作成し,開発した点訳システムと組合わせて日本語文の解析を行ない,ほぼ満足する結果が得られた。点訳の原典である日本点字表記法に於ける例外処理等について,より論理的な記述法を検討中であり,辞書の拡充と併せシステムの完成をはかる計画である。 4.その他 : 点字ディスプレイ端末,点字・触図印刷装置は設計目標を達成したと考えられる。CAIは上記二次触覚表示装置に点字キ-ボ-ド(ファンクションキ-を含む),線図形のフリ-ハンド入力機能の付加と併せて拡充を検討中である。
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