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高圧ガス発射方式による地震探査用SH波振源の開発

研究課題

研究課題/領域番号 63890002
研究種目

試験研究(B)

配分区分補助金
研究分野 広領域
研究機関東北大学

研究代表者

小山 順二  東北大学, 理学部, 助手 (30125546)

研究分担者 三塚 隆  地質計測株式会社, 地震計測, 研究主任
伊東 明彦  宇都宮大学, 教育学部, 助教授 (70134252)
研究期間 (年度) 1988 – 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
1990年度: 100千円 (直接経費: 100千円)
1989年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1988年度: 4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
キーワードSH振源 / S波探査 / SH波振源 / 地震探査
研究概要

安全で繰り返し発振が可能なSH波の地震探査用源装置開発を目的とし,独自に設計した高圧ガス発射方式によるSH波振源試験装置を昭和63年度に製作した.試験装置が納入されたのち,平成元年度,2年度に,同試験装置による実際の稼働テスト実験を繰り返した.その結果,地震探査用SH波振源装置としての性能が以下のように評価され,まとめられる:
1)試験装置は,安全に稼働し,繰り返し発振が可能な振源装置である.
2)試験装置は,騒音を伴わず,SH波を励起する振源装置である.
3)試験装置は,広い周波数帯域の地震波を励起する振源装置である.
4)試験装置は,立ち上がりの鋭い単純なSH波を励起する.
5)試験装置は,ガス圧による振幅調節が簡単で,波形の再現性がよい.
6)試験装置は,板たたき法に比べ,振幅が約2.x倍の地震波を励起する.
7)板たたき法に比べ約5倍のS波エネルギ-を励起することになる.繰り返し発振が簡単に可能であるから,試験装置の持つパワ-は非常に大きい.
平成元年度の実験時に発生した試験装置の座屈現象は,平成2年度に行った装置の設計改善また,テスト実験から,座屈現象が発生しなくなったことが確かめられた.これにより試験装置のテスト段階は終わり,同振源装置の実用化に向けた検討の段階に入ったと考えられる.
これからの課題として:
8)試験装置は,現在200kg以上の重量があり可搬性に乏しい.これは,開発経費を別にすれば,構造材料を軽量化することで実現の可能性がある.
9)試験装置は,構造上座屈をおこした経緯があり,長時間の連続発振や経年変化により,装置の歪みで同様の障害を発生する可能性がある.
などが上げられる.
本年度は研究計画の最終年度に当たり,これら研究を試験装置の設計,製作,テスト実験試験装置の性能についてとりまとめ,研究報告書を出版する.

報告書

(4件)
  • 1990 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1989 実績報告書
  • 1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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