研究領域 | 感応性化学種が拓く新物質科学 |
研究課題/領域番号 |
15H00954
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 首都大学東京 |
研究代表者 |
西長 亨 首都大学東京, 理工学研究科, 准教授 (30281108)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2015年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 分子導体 / オリゴマー / ラジカルカチオン / πダイマー / 有機導体 / 超分子 |
研究実績の概要 |
・メトキシ基をもつジチエニルピロール(DTP)ユニットと、ジカチオンのジラジカル性を向上させる働きを持つベンゾジチオフェン(BDT)ユニットを組み合わせ、BDT部位での分子間の相互作用を抑制するために嵩高いフェニル基を導入した分子DTP-BDT-DTPおよびDTP-BDT-BDT-DTPを合成し、ジカチオン種のジラジカル性とπダイマー形成能を検討したところ、定性的に高いジラジカル性を有する化合物ほど優れたπダイマー形成能を有しているということを示唆する結果を得た。 ・π-ダイマー形成能を有し、安定なラジカルカチオンを与えるユニットの模索の一環として、ProDOT(P) と3,4-エチレンジオキシチオフェン(EDOT;E)からなる(混合)オリゴマーE2P2およびE2P3を合成し、これらのラジカルカチオンがジクロロメタン溶液中で3時間以上安定に存在し、かつ低温でπダイマー形成能を有することを明らかにした。 ・ニトロニルニトロキシド(NN)ラジカルを置換させたオリゴマーDTP-P-NNおよびE2P2-NNを合成し、ラジカルカチオンπダイマーを経由して、NNビラジカル間で強い交換相互作用を示すことをESRの結果より明らかにした。これは、π共役オリゴマーのラジカルカチオンが分子ワイヤーとしての機能を示すことを示唆している。
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現在までの達成度 (段落) |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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