研究領域 | 感応性化学種が拓く新物質科学 |
研究課題/領域番号 |
15H00957
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
中沢 浩 大阪市立大学, 大学院理学研究科, 教授 (00172297)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2015年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 炭素-イオウ結合切断 / 炭素-酸素結合切断 / シリル基転位反応 / 触媒反応 / シリル転位反応 / 脱カルコゲン反応 / 脱硫反応 / 鉄カルベン錯体 |
研究実績の概要 |
以前に我々の研究室では、遷移金属上の配位子であるシリル基が、ホルムアミドの C=O 基の酸素原子に、またチオホルムアミドの C=S 基のイオウ原子に転位する反応を引き金として、C=O 結合あるいは C=S 結合を選択的に切断する反応を見出した。また、反応機構については遷移金属カルベン錯体を経由していることを提案した。 今年度は、鉄、モリブデン、タングステンのメチル錯体を触媒前駆体として、ヒドロシランとイソシアナト (RN=C=O) あるいはイソチオシアナト (RN=C=S) との反応を検討した。その結果、イソシアナトとの反応では C=O 結合切断が起こり、イソニトリルとシロキサンが生成し、イソチオシアナトとの反応では C=S 結合切断反応が進行して、イソニトリルとジシラチアンが生成することが分かった。いずれの反応においてもモリブデン錯体が触媒活性を示すことが分かった。反応機構の考察により、遷移金属上のシリル基がイソシアナトの酸素原子に、またイソチオシアナトのイオウ電子に転位することにより反応が進行することを提案した。また鉄錯体とイソチオシアナトとの反応により、触媒反応の中間体に相当する鉄にイソニトリルとシリルチオラート基が配位した錯体の単離ならびにX線構造解析に成功した。また、この単離した鉄錯体とヒドロシランとの反応により、イソニトリルとジシラチアンが生成することも確認した。これより我々が提案している反応機構により反応が進行していることが裏付けられた。
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現在までの達成度 (段落) |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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