研究領域 | 福島原発事故により放出された放射性核種の環境動態に関する学際的研究 |
研究課題/領域番号 |
15H00969
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
加藤 弘亮 筑波大学, 生命環境系, 准教授 (90732636)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
2016年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2015年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | 福島第一原子力発電所事故 / 放射性セシウム / 森林 / 樹冠遮断 / 移行状況 |
研究実績の概要 |
本年度は、林野庁及び福島県により測定された森林放射能汚染状況の広域測定データ(平成27年度以降の測定データ)を取得し、昨年度までの成果と併せて追加解析を行った。具体的には、各測定地点での放射性セシウムの樹冠遮断率及び木材中の放射性セシウム濃度の解析と地図化を行った。樹冠遮断率等の地域差の要因を解析するため、日本原子力機構が提供するWSPEEDI-IIの沈着形態の予測解析データを取得し、本調査で得られた地域性との比較を行った。さらに、本新学術領域研究の他の計画班と連携をとり、原発事故直後の気象条件の影響、すなわち大気沈着時の降雨・降雪状況との関係解析を行った。また、平成23年度に林野庁が森林の放射能汚染状況調査を行った地点のうち100地点を選定し、森林内の空間線量率の測定と土壌及び落葉層の採取を行った。それにより得られたデータに基づいて、福島県内の多地点の森林の放射能汚染状況の時間変化の実測データを得た。福島県伊達郡川俣町山木屋地区のモデル調査森林においては、昨年度に引き続き、森林内の放射性セシウムの移行状況調査を実施した。 以上の研究成果について、平成29年2月28日に名古屋大学東京キャンパスで開催されたB02班の連絡報告会、および平成29年3月10~11日に筑波大学で開催された最終報告会にて成果発表を行った。また、平成28年4月17~22日の期間にオーストリアで開催されたヨーロッパ地球科学連合の2016年大会においてポスター発表を行った。平成29年3月27日に鹿児島大学で開催された第128回日本森林学会大会において、福島県の放射能汚染状況の経時変化について発表した。その他に、本研究期間に得られた成果について、学術専門誌への論文投稿の準備を行った。
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現在までの達成度 (段落) |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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