研究領域 | π造形科学: 電子と構造のダイナミズム制御による新機能創出 |
研究課題/領域番号 |
15H01004
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 関西学院大学 |
研究代表者 |
畠山 琢次 関西学院大学, 理工学部, 准教授 (90432319)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
2016年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2015年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | ホウ素化反応 / π共役化合物 / 円偏光発光 / 有機半導体材料 / 熱活性化遅延蛍光 / 有機化学 / 合成化学 / 有機導体 / ナノ材料 / 芳香族 / 電子・電気材料 |
研究実績の概要 |
タンデムヘテロFriedel-Crafts反応の反応効率の向上と汎用性の確立を目的として検討を行った.具体的には,まず,出発原料,ホウ素化剤,反応条件を精査することで,位置選択的かつ効率的な多重ホウ素化反応の開発に成功した.これにより,複数のホウ素原子を有する拡張π造形が可能となった. 次に,含窒素大環状化合物に対し,様々なヘテロ元素の導入を試みた結果,ホウ素,リン,ケイ素の導入に成功し,対応するトリアンギュレンを高収率で得ることに成功した。単結晶X線構造解析により,ホウ素誘導体は平面構造であり,リンおよびケイ素の誘導体はお椀型構造をしていることが明らかとなった.お椀の深さは炭素ーヘテロ元素結合長に従って大きく異なっており,新たな包接分子やセンサーとしての応用が期待できる.また,ホウ素誘導体は強い蛍光を示しながら,一重項励起エネルギーと三重項励起エネルギーの差が小さいことから,有機EL用熱活性化遅延蛍光材料としての応用が期待できる。 最後に,ホウ素導入と分子内での脱メチル化反応とを組み合わせることで,ホウ素2つと酸素4つを有する全く新たな骨格を有するダブルヘリセンの短段階合成を達成した.含ホウ素ダブルヘリセンは,優れた電荷輸送特性と円偏光発光を示すことから,有機エレクトロニクス材料として期待できる。
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現在までの達成度 (段落) |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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