研究領域 | 医用画像に基づく計算解剖学の多元化と高度知能化診断・治療への展開 |
研究課題/領域番号 |
15H01103
|
研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
|
配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
|
研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
大城 幸雄 筑波大学, 医学医療系, 講師 (10535008)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | CG / バーチャル / シミュレーション / 膵臓 / 非剛体位置合わせ / 膵臓手術シミュレーションソフト / 膵臓手術 / CT / MRI / 融合 / 多元 / 変形 |
研究実績の概要 |
次世代3D-CGバーチャル膵臓切除システム(Pancsim)の開発 i) CT-MRIフュージョンの高精度化 : CT画像上で胆管が認識困難な場合において高精度でMRI画像を融合可能な胆管の尤度分布を利用した非剛体位置合わせアルゴリズムの改良を行った。ii) 多元型膵臓変形3Dモデルの構築システムの開発 : 膵臓領域自動抽出アルゴリズムおよび対話型血管構造抽出アルゴリズムを統合した,膵臓およびその周辺構造(胆管,動脈,静脈)の3Dモデル構築システムを開発した。MRIが撮影不可能な場合に備え、ブラックハット変換を用いた膵管描出法を新たに拡充した。 Pancsimの有用性評価 iii) 腹腔鏡下胃切除術でのPancsimの有用性の評価 : Pancsimを用いて患者個別の解剖学的特徴ごとに膵変形,偏位を、術前にPC上でシミュレーションし,胃がん手術の術野展開、リンパ節郭清、血管処理の術前リハーサルが可能であり、正確で安全な手術に寄与した。iv) 腹腔鏡下胆嚢摘出術でのPancsimの有用性の評価 : Augmented Reality (AR)を取り入れた評価を行った。術中のモニターにPancsimによる胆嚢切除シミュレーション画像を重畳表示して,実際の手術モニターと並べて術中ガイドとして使用し、正確、安全な手術が施行でき、若手外科医の教育に有用であった。v) 腹腔鏡下膵体尾部切術でのPancsimの有用性の評価:膵臓を挙上し、脾動静脈の走行を術前に十分確認でき安全で正確な手術に有用であった。特に脾動静脈が膵臓に埋まっているケースや、蛇行しているケースには、拡大視され狭視野である腹腔鏡下手術においては非常に有用であった。
|
現在までの達成度 (段落) |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
|