研究領域 | 医用画像に基づく計算解剖学の多元化と高度知能化診断・治療への展開 |
研究課題/領域番号 |
15H01111
|
研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
|
配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
|
研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
工藤 篤 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 講師 (20376734)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2015年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | 時間軸 / 解剖学 / 肝動脈虚血 |
研究実績の概要 |
本研究は、 (1) 肝細胞、微小循環レベルから臓器レベルまでの空間軸、(2) 動脈クランプからからクランプ解放、解放後1時間までの再灌流期間の時間軸、(3) Intravital video microscopyと流体解析技術を駆使した撮像モダリティシステム、肝動脈が肝細胞機能、肝細胞代謝に与える影響を計算する機能軸、(4) 正常肝からMacrovesicular脂肪肝、肝硬変発症までの病理軸といった種々の軸にまたがる医用画像情報に基づき、「肝臨床症候の総合理解」のための数理解析基盤を確立ことを最終目的としている。 肝類洞をlive映像で観察できるIntravital video microscopy system(IVMS)を用いてラット肝類洞血流を記録し、流体解析ソフトウエアFlownizer2Dで解析することで、類洞血流を可視化・定量化することができた。 肝動脈単独の虚血再灌流障害はこれまで評価困難であったが、本手法を用いて評価した結果、クランプ解除後に一過性の類洞血流の上昇を認めた。採血データや肝組織の免疫染色を行った結果、類洞血流上昇に伴って肝酵素の上昇とHO-1の誘導が確認された。 HO-1を抑制したラットモデルでは肝酵素の上昇の程度が強く、また肝動脈虚血再灌流後の一過性血流上昇現象が乏しかった。 以上の結果から肝動脈虚血再灌流後の一過性血流上昇はHO-1を介して起こる臓器保護的な生体現象である可能性が示唆された。
|
現在までの達成度 (段落) |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
|