研究領域 | ユビキチンネオバイオロジー:拡大するタンパク質制御システム |
研究課題/領域番号 |
15H01182
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
杤尾 豪人 京都大学, 理学研究科, 教授 (70336593)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
9,750千円 (直接経費: 7,500千円、間接経費: 2,250千円)
2016年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2015年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
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キーワード | 直鎖型ユビキチン / X線結晶構造解析 / 蛋白質 / ユビキチン / 構造解析 |
研究実績の概要 |
ポリユビキチン(Ub)鎖による修飾はタンパク質の分解のみならず、様々な細胞内事象に関わり、重要な役割を果たす。ポリUb鎖には、よく知られた「タンパク質分解」のシグナルとなるLys48型以外に7種あり、それぞれのUb鎖が持つ生物学的な「意味」は異なるとされる。ポリUb鎖の中でも、Lys48型やLys63型については、研究が進んでおり、Ub鎖合成に与る酵素や、それらを認識する下流因子が同定され、多くの知見が得られている。一方で、他の結合型のポリUb鎖については、まだ未解明の部分も多い。ポリUb鎖のうち、直鎖型のものは、NF-κB活性化に至るシグナル伝達経路で重要な役割を果たす。 本課題では、この直鎖型Ub鎖の合成に与るユビキチンリガーゼ、LUBAC(Linear UBiquitin chain Assembly Complex)のUb鎖伸長機構の解明を目指し、構造生物学的研究を行った。 LUBACはHOIL-1L、HOIP、SHARPINの三つのタンパク質からなる複合体である。この三者からなる複合体がどのようにして形成されているのか、そして、HOIPの触媒ドメインが、この全体構造の中でどのように配置され、その活性が制御されているのかは未解明のままである。HOIPとHOIL-1L、SHARPINの間の複合体形成ではUBL-UBA相互作用が重要である。我々はこの相互作用の詳細を解明するために、X線結晶構造解析を行った。その結果、三者複合体の形成基盤となる領域の結晶構造の決定に成功し、その相互作用を原子分解能で解明することに成功した。
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現在までの達成度 (段落) |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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