研究領域 | ユビキチンネオバイオロジー:拡大するタンパク質制御システム |
研究課題/領域番号 |
15H01188
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 東京大学 (2016) 名古屋市立大学 (2015) |
研究代表者 |
西山 敦哉 東京大学, 医科学研究所, 講師 (50378840)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
9,620千円 (直接経費: 7,400千円、間接経費: 2,220千円)
2016年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2015年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
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キーワード | Dnmt1 / ユビキチン / ヒストン / 構造解析 / クロマチン / DNAメチル化 / ユビキチン化 / DNMT1 / UHRF1 |
研究実績の概要 |
真核生物において、DNAはヒストン蛋白質とともにクロマチンを形成しており、その機能は「ヒストンコード」と呼ばれる様々な翻訳後修飾によって、複雑に制御されている。その一つである、ヒストンH3のユビキチン化修飾は、DNAメチル化酵素であるDnmt1との相互作用を介してDNAメチル化パターンの継承に重要な役割を果す。本研究は、ヒストンH3上のユビキチン鎖の形状やDnmt1との結合様式について、解析を行った。
本年度は前年度に質量分析解析により明らかになったユビキチン鎖の形状についての情報を元に、連携研究者である有田博士との共同研究として精製蛋白質を用いた構造的アプローチをとり、Dnmt1とユビキチン化H3複合体の結晶構造解析を行い、その結合様式を明らかにした。また、結晶構造から得られたDnmt1とユビキチン化H3の結合部位の予測に従って、該当部位に変異を導入した蛋白質を調製した。この変異体蛋白質はユビキチン化H3との結合能を失うとともに、DNAメチル化部位へのリクルートが顕著に阻害され、結晶構造から得られた知見を生化学的手法により確認することができた。以上の結果から、Dnmt1によるユビキチン化H3認識の重要性を改めて示すとともに、Dnmt1の新たなユビキチン化認識部位、そしてユビキチン化H3とのユニークな結合様式を明らかにすることに成功した。以上の研究成果は、論文としてとりまとめ、現在投稿中(under review)である。
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現在までの達成度 (段落) |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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