• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

心筋細胞における一次シリアを介した心外膜腔内流れ感知システムの解明

公募研究

研究領域シリア・中心体系による生体情報フローの制御
研究課題/領域番号 15H01221
研究種目

新学術領域研究(研究領域提案型)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関国立研究開発法人国立循環器病研究センター

研究代表者

福井 一  国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 研究員 (80551506)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2017-03-31
研究課題ステータス 完了 (2016年度)
配分額 *注記
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2016年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2015年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
キーワード一次繊毛 / ゼブラフィッシュ / 心外膜形成 / Caシグナル / 心臓発生 / カルシウムシグナル
研究実績の概要

本研究では、心筋細胞の一次繊毛による心外膜腔側からの流れ感知依存性のシグナル実体の詳細を明らかにすることを目的とし、一次繊毛の主要なメカノセンシング機構であるカルシウムシグナルに焦点を絞った研究を行った。
前年度までに作製した一次繊毛内カルシウムを可視化できるトランスジェニックゼブラフィッシュを用いた解析から、心外膜腔内の流れを感知した一次繊毛の屈曲に伴うカルシウム流入を観察している。本年度は一次繊毛に局在し、力学的刺激に応答するTrpチャネルファミリーの一つであるTrpp3の変異体を解析した。この変異体は受精から3日後までは外見上の形態異常を認めないが、14日後には生存できないことが明らかになった。そしてtrpp3変異体、trpp3発現抑制個体ともに心外膜の顕著な低形成がおこることが明らかになった。さらにTrpp3変異体、発現抑制個体において一次繊毛内のカルシウムシグナルが顕著に低下することを明らかにした。この結果から、流れ刺激に応答する一次繊毛を介したカルシウムシグナルが心外膜形成に必要であることが示唆された。しかしながらtrpp3変異体では心外膜形成異常は約50%の低下であった。このことから他のシグナルも心外膜形成に関与することが考えられる。Bmp-Smadシグナルはchickの心外膜形成に重要であることが報告されており、一次繊毛を介したシグナルとの協調的な働きが心外膜形成に重要である可能性を考えている。
現在、光ピンセットを用いて人為的に一次繊毛に対する力学的刺激を行った際のカルシウムシグナル変動について解析する系を構築しており、これにより心外膜前駆細胞の一次繊毛のカルシウムシグナル活性化が直接的に力学的刺激を介したものであることを証明することができる。

現在までの達成度 (段落)

28年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

28年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(2件)
  • 2016 実績報告書
  • 2015 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2017 2016

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] Spatial Allocation and Specification of cardiomyocytes during Zebrafish Embryogenesis2017

    • 著者名/発表者名
      Fukui H, Chiba A, Miyazaki T, Takano H, Ishikawa H, Omori T, Mochizuki N
    • 雑誌名

      Korean Circulation Journal

      巻: 47 号: 2 ページ: 160-167

    • DOI

      10.4070/kcj.2016.0280

    • 関連する報告書
      2016 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] Sensation of pericardial fluid flow through the primary cilia during epicardium development2016

    • 著者名/発表者名
      Hajime Fukui, Naoki Mochizuki
    • 学会等名
      The 28th CDB Meeting
    • 発表場所
      CDB, RIKEN
    • 年月日
      2016-11-25
    • 関連する報告書
      2016 実績報告書
    • 国際学会

URL: 

公開日: 2015-04-16   更新日: 2018-03-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi