研究領域 | ウイルス感染現象における宿主細胞コンピテンシーの分子基盤 |
研究課題/領域番号 |
15H01262
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 奈良先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
川崎 拓実 奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 助教 (60584414)
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研究期間 (年度) |
2015-06-29 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2016年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2015年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | イノシトールリン脂質 / ウイルス感染 / 自然免疫応答 / ウイルス / PIKfyve / 自然免疫 |
研究実績の概要 |
ウイルスが生体内に侵入することにより細胞に感染すると、初期の生体防御応答として、細胞がウイルス特異的な構造を認識し、活性化することで、1型インターフェロンなどのサイトカインを産生する一連の応答を行う。自然免疫応答を介したウイルスに対する防御機構は、様々な分子が協調的に働くことにより制御されている。分子以外にも、さまざまな生体内物質が感染防御に役立っていることが報告されており、その中でも脂質はシグナル因子や反応の場を提供している。特にイノシトールリン脂質は、生体において様々な機能的役割を担う脂質グループであり、脂質鎖の頭の部分あたるイノシトール環のリン酸化のパターンにより役割を分担している。細胞内に占めるイノシトールリン脂質の割合は、リン酸化酵素、脱リン酸化酵素によりバランスが制御されており、バランスの均衡が崩れることにより、自然免疫応答を含む生体防御も破綻することが考えられる。本研究では、脂質代謝分子の一つであるMyotublarinファミリーのノックアウト細胞を作出し、自然免疫応答の解析を行った。Myotublarinファミリーのうち、単独のノックアウト細胞は自然免疫応答の関与が見られなかったが、特定の分子種の2重ノックアウト細胞ではインターフェロンの発現と関与する転写因子IRF3のリン酸化の減弱がみられた。現在、作用機序が不明のため、脂質マーカー分子によるトレース実験や、結合実験により、作用機序を明らかにするべく実験を行っている。
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現在までの達成度 (段落) |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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