研究領域 | ウイルス感染現象における宿主細胞コンピテンシーの分子基盤 |
研究課題/領域番号 |
15H01265
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
小柴 琢己 九州大学, 理学研究院, 准教授 (70403970)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
11,700千円 (直接経費: 9,000千円、間接経費: 2,700千円)
2016年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2015年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
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キーワード | ミトコンドリア / RNAウイルス / 自然免疫 / シグナル伝達 / 抗ウイルス免疫 / ウイルスタンパク質 |
研究実績の概要 |
細胞内のエネルギー工場であるミトコンドリアは、流動性に富んだ動的なオルガネラであり、抗ウイルス自然免疫の拠点としても機能している。この免疫系では、ウイルス感染に伴う一連のシグナル伝達反応がミトコンドリア膜上で行われるものと考えられている。 本研究では、前年度に引き続き、感染宿主内でのミトコンドリアとウイルスタンパク質との攻防を中心に研究を展開し、ミトコンドリア動態と自然免疫がどのように?また何故関係するのかを関連する宿主側のタンパク質群の分子基盤解析を行った。該当年度における研究の成果として、以下の点を明らかにした。
①ミトコンドリア依存的な免疫応答の解析を行うために、新たな実験系の構築を行い、培養細胞のミトコンドリア呼吸活性によるエネルギー産生条件を確立した。②RNAウイルス感染時に、ミトコンドリアに局在する複数のタンパク質で複合体形成の違いを確認した。③上記、複合体構造の差異は、ミトコンドリア膜の動的特性の変化にもたらされている可能性を見出した。④酸化的リン酸化活性とRNAウイルスに対する自然免疫応答との間には相関性があることを見出し、ミトコンドリア阻害剤等を用いた実験によりその事実を明らかにした。
以上の実験的な結果により、哺乳動物における抗ウイルス自然免疫におけるミトコンドリアの生理的な役割の一端を理解することが出来き、今後の新たなミトコンドリア像の確立を期待したい。
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現在までの達成度 (段落) |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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