研究領域 | 運動超分子マシナリーが織りなす調和と多様性 |
研究課題/領域番号 |
15H01321
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
杉村 薫 京都大学, 高等研究院, 特定拠点准教授 (50466033)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2016年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2015年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | アクチン / ショウジョウバエ / 力 / 形態形成 |
研究実績の概要 |
本研究は、組織の引張り応力が駆動する翅上皮細胞集団運動の分子メカニズムを、アクチン細胞骨格制御を中心に解き明かすことを目的とする。我々はこれまでに、細胞集団運動の素過程である細胞配置換えの重要な制御因子として、AIP1とcofilinを同定していた。平成28年度と平成29年度は、AIP1とcofilinの詳細な分子機能および組織の引っ張り応力との関係について解析を進めた。その結果、1. cofilinと機械的に緩んだF-actinの協同的結合を介して、AIP1が引張り応力依存的に前後軸方向の細胞接着面に濃縮すること、2. AIP1とcofilinによるアクチン細胞骨格再編成が(組織の引張り応力と直行する)前後軸方向の細胞間接着面に機械的な負荷に対する構造的強度を付与し、細胞配置換えが正しい方向に駆動されることが分かった。すなわち、本研究により、これまで目を向けられてこなかった組織形態形成過程における力感知・抵抗の分子メカニズムを明らかにすることができた。以上の研究成果をまとめた論文を平成29年度に投稿し、現在、改訂版の審査中である (Ikawa and Sugimura, in revision)。
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現在までの達成度 (段落) |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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