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重合分子モーターにより制御されるプラスミド分配装置の分子機構

公募研究

研究領域運動超分子マシナリーが織りなす調和と多様性
研究課題/領域番号 15H01326
研究種目

新学術領域研究(研究領域提案型)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関横浜市立大学

研究代表者

林 郁子  横浜市立大学, 生命医科学研究科, 准教授 (80464527)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2017-03-31
研究課題ステータス 完了 (2016年度)
配分額 *注記
11,700千円 (直接経費: 9,000千円、間接経費: 2,700千円)
2016年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2015年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
キーワード細胞骨格 / プラスミド分配 / 重合分子モーター / 遺伝子分配 / 微小管 / タンパク質間相互作用 / 結晶構造解析 / タンパク質 / 生体分子 / 生物物理 / 高分子構造・物性 / 細菌 / 蛋白質間相互作用 / 電子顕微鏡解析
研究実績の概要

本課題はcytomotive filamentとよばれる重合性のタンパク質(重合分子モーター)TubZが生み出す動力によって制御されるセレウス菌低コピー数pXO1様プラスミドの分配機構を分子レベルで明らかにすることを目的とする。TubZは毒素プラスミドをもつバチルス属亜種に保存された真核生物チューブリンの相同タンパク質であり、毒素プラスミドの分配に必須である。私達はこれまでTubZとその関連因子であるDNA結合タンパク質TubRの結晶構造を決定するとともに、試験管内における重合・脱重合反応の再構成系を確立し、TubZの動力産生・制御機構を評価することを試みてきた。
平成28年度はTubZの重合活性化の分子機構をより詳細に生化学的に解析した。この条件に基づき全反射照明蛍光顕微鏡を用いたTubZ重合反応の可視化実験を行った。TubZタンパク質はN末端やC末端に修飾を導入すると機能阻害されることがわかっており、従来細胞生物学で用いられるGFP融合タンパク質を利用することはできない。そこでTubZ配列の内部に変異を導入して化学修飾により蛍光標識を行った。また同様の変異体を用いて、ビオチン化することも可能にした。これらの標識TubZ変異体を用いることで、顕微鏡において基板上にTubZ分子を一部固定化し分子動態を観察する系を構築した。
TubZにはもう一つのDNA結合タンパク質TubYが制御に関わる。TubYは2つのドメイン構造をもつことが配列解析からわかっているが、そのうちのひとつである多量体化ドメインの結晶構造を決定した。結晶構造をもとに変異体を作成し、TubZへの影響を生化学的に解析した。

現在までの達成度 (段落)

28年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

28年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(2件)
  • 2016 実績報告書
  • 2015 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2016 2015 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] CLASP2 Has Two Distinct TOG Domains That Contribute Differently to Microtubule Dynamics.2015

    • 著者名/発表者名
      Maki T., Grimaldi A. D., Fuchigami S., Kaverina I., Hayashi I.
    • 雑誌名

      J Mol Biol

      巻: 427 号: 14 ページ: 2379-2379

    • DOI

      10.1016/j.jmb.2015.05.012

    • 関連する報告書
      2015 実績報告書
    • 査読あり / 国際共著
  • [学会発表] チューブリン様タンパク質TubZによる低コピー数プラスミド分配機構の分子解析2016

    • 著者名/発表者名
      林郁子
    • 学会等名
      日本細菌学会総会
    • 発表場所
      大阪国際交流センター
    • 年月日
      2016-03-23
    • 関連する報告書
      2015 実績報告書
    • 招待講演
  • [備考] 研究室のホームページ

    • URL

      http://www-mls.tsurumi.yokohama-cu.ac.jp/mmb/hayashi

    • 関連する報告書
      2016 実績報告書

URL: 

公開日: 2015-04-16   更新日: 2018-03-28  

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