研究領域 | 行動適応を担う脳神経回路の機能シフト機構 |
研究課題/領域番号 |
15H01452
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 沖縄科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
船水 章大 沖縄科学技術大学院大学, 神経計算ユニット, 研究員 (20724397)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2016年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2015年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 皮質 / 二光子顕微鏡 / 行動戦略 / 光遺伝学 / カルシウムイメージング / 頭頂葉 / 神経科学 / 脳科学 / 機械学習 |
研究実績の概要 |
前年度は,マウスの後部頭頂皮質 (posterior parietal cortex: PPC) の神経活動をGABA-A受容体作動薬 (ムシモール) で抑制し,音源到達課題時の行動を計測した.この実験結果と,これまでの二光子顕微鏡でのPPCの神経活動計測の結果を組み合わせて,Nature Neuroscience誌 (Impact factor 16.7) に論文を発表した.また,これらの成果で,3度の招待講演を国内で行った. 本研究は,二次運動野 (secondary motor cortex: M2) からPPCへの神経回路が,状態遷移モデルに基づく行動戦略に寄与すると仮定し,行動戦略依存的な神経回路変化を調べてきた.なお,M2の神経細胞は,PPCの皮質1層に投射することが知られている.そこで,今年度は,PPCの1層で,2・3・5層の錐体細胞の尖端樹状突起 (apical dendrite) の神経活動を,二光子顕微鏡で計測した.音源到達課題中のマウスで,神経活動から音源までの距離を推定 (デコード) した結果,無音区間でも距離を推定できた.この結果は,皮質1層の尖端樹状突起は,自身の運動 (行動依存の状態遷移モデル) に基づく距離推定に寄与することを示唆する. 行動戦略依存的な神経回路変化を,複数脳領野で計測・解明するために,前年度は,マクロ蛍光顕微鏡システム・SCMOSカメラ・蛍光顕微鏡用光源を購入した.今年度は,SCMOSカメラの制御・データ保存と処理のために,デスクトップパソコンを購入した.また,マウスでの実験を円滑に進めるために,マウス用麻酔器を購入した.これらの機器と,蛍光カルシウムプローブのGCaMP6fを組み合わせることで,神経活動をマクロイメージングできる.ただし,今年度は,これらの機器のセットアップを実施することしかできなかった.
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現在までの達成度 (段落) |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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