研究領域 | 行動適応を担う脳神経回路の機能シフト機構 |
研究課題/領域番号 |
15H01455
|
研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
|
配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
|
研究機関 | 東京大学 (2016) 基礎生物学研究所 (2015) |
研究代表者 |
松崎 政紀 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (50353438)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
|
配分額 *注記 |
6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
2016年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2015年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
|
キーワード | 神経科学 / 運動野 / 行動 / 2光子イメージング |
研究実績の概要 |
生物は、異なった文脈においても同じ行動を発現すべき時には同一運動を発現するが、大脳皮質局所回路(一次運動野、M1)の活動が異なった入力に対してどのように遷移してひとつの安定した出力を実現するかは不明である。これを明らかにするために本研究で、頭部固定マウスが内発性におよび外発性にレバーを引くオペラント課題を実行中に、3次元2光子カルシウムイメージングをM1で行う系を確立した。カルシウム感受性蛍光タンパク質遺伝子をコードするAAVをマウスM1に導入しその後、頭部固定したで右前肢レバー引き運動を内発性に、または外発性に行うことを2~3週間学習させた。内発性レバー引きと音誘発性レバー引きを1セッション内で入れ替えてもマウスが両文脈で速やかに反応できるように訓練した。課題実行中に2光子カルシウムイメージングをM1において3次元的に行い、2層から5b層までの細胞活動データを取得した。その結果、内発性選択的にまた音刺激選択的に活動を示す細胞があること、両方の条件で同様に活動する細胞があることがわかった。集団活動での内発性と音刺激選択性がどのようなダイナミクスを持っているのかを定量化するための統計数理解析法を開発した。また一次運動野へ強く入力する高次運動野(M2)においても同様のイメージングを可能とした。さらに、M1とM2の活動の同期的変化を捉えるために、独自に開発した視野回転装置を用いた高速視野切り替えを行うことで、M1とM2を連続してイメージングすることを可能とした。
|
現在までの達成度 (段落) |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
|