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成体神経幹細胞の老化メカニズムの解明

公募研究

研究領域ステムセルエイジングから解明する疾患原理
研究課題/領域番号 15H01505
研究種目

新学術領域研究(研究領域提案型)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関東京大学

研究代表者

古舘 昌平  東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 助教 (20713192)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2017-03-31
研究課題ステータス 採択後辞退 (2016年度)
配分額 *注記
7,020千円 (直接経費: 5,400千円、間接経費: 1,620千円)
2016年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2015年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
キーワード神経幹細胞
研究実績の概要

老齢化による成体神経幹細胞および新生ニューロンの減少は、認知機能(特にパターン識別学習・作動記憶など)の低下やうつ・不安障害など精神疾患の要因となると考えられている。従って、高齢化社会を迎えた今、成体神経幹細胞の長期維持メカニズム(「抗老化システム」)とは何か?を解明することは非常に重要である。
我々は先行研究において、成体神経幹細胞の胎生期における起源細胞を世界で初めて同定した(Furutachi et al. Nat. Neurosci., 2015)。胎生期に脳発生が終了すると消滅する他の胎生期神経幹細胞とは異なり、この成体期神経幹細胞の起源細胞においては「長期維持(抗老化)システム」が働いていると予想される。そこで本研究では、「胎生期神経幹細胞」と「成体神経幹細胞の起源細胞」の違いを調べ、成体神経幹細胞系譜に特有の長期維持システムを明らかにすることを目指した。
まず、胎生期に一過的にニューロンを産んで消滅する「胎生期神経幹細胞」と、生涯にわたりニューロンを産生し続ける成体神経幹細胞の「胎生期起源細胞」を単離し、これらの細胞群の遺伝子発現プロファイルを調べた。既に細胞集団レベルでの予備的な結果を得ていたので、昨年度は単一細胞レベルでの解析に取り組んだ。解析の各過程(細胞の単離やmRNAの増幅など)の条件検討を行い、それぞれが正しく機能することが確認された。今後、単一細胞レベルでの遺伝子発現情報を元に長期維持システムの実体に関わるメカニズムを解明する。また、我々は既に起源細胞ならびに成体神経幹細胞において高発現している遺伝子群の中に、細胞周期に関わる興味深い分子(p57)を同定している。そこでp57が成体神経幹細胞の長期維持(抗老化)にいかなる分子メカニズムで寄与するか検討するため、胎生期神経幹細胞にp57の過剰発現を行い遺伝子発現プロファイルの変化を網羅的に検討した。

現在までの達成度 (段落)

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

今後の研究の推進方策

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

報告書

(1件)
  • 2015 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2016 2015

すべて 学会発表 (3件) (うち国際学会 1件、 招待講演 2件) 図書 (2件)

  • [学会発表] Embryonic Origin of Adult Neural Stem Cells2015

    • 著者名/発表者名
      Shohei Furutachi and Yukiko Gotoh
    • 学会等名
      第38回 分子細胞生物学会年会
    • 発表場所
      神戸ポートピアホテル(兵庫県神戸市)
    • 年月日
      2015-12-03
    • 関連する報告書
      2015 実績報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] Slowly dividing neural progenitors are an embryonic origin of adult neural stem cells2015

    • 著者名/発表者名
      古舘昌平 後藤由季子
    • 学会等名
      第38回日本神経科学大会
    • 発表場所
      神戸国際会議場(兵庫県神戸市)
    • 年月日
      2015-07-29
    • 関連する報告書
      2015 実績報告書
  • [学会発表] Slowly dividing neural progenitors are an embryonic origin of adult neural stem cells2015

    • 著者名/発表者名
      Shohei Furutachi and Yukiko Gotoh
    • 学会等名
      9th International Brain Research Organization World Congress 2015
    • 発表場所
      SulAmerica Convention Centre, Rio de Janeiro, Brazil
    • 年月日
      2015-07-07
    • 関連する報告書
      2015 実績報告書
    • 国際学会 / 招待講演
  • [図書] 細胞工学 一月号2016

    • 著者名/発表者名
      古舘昌平 後藤由季子
    • 総ページ数
      88
    • 出版者
      学研メディカル秀潤社
    • 関連する報告書
      2015 実績報告書
  • [図書] 実験医学 9月号2015

    • 著者名/発表者名
      古館昌平 原田雄仁 後藤由季子
    • 総ページ数
      134
    • 出版者
      羊土社
    • 関連する報告書
      2015 実績報告書

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公開日: 2015-04-16   更新日: 2018-03-28  

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