研究領域 | 構成論的発達科学-胎児からの発達原理の解明に基づく発達障害のシステム的理解- |
研究課題/領域番号 |
15H01585
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
複合領域
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
平井 真洋 自治医科大学, 医学部, 准教授 (60422375)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
10,140千円 (直接経費: 7,800千円、間接経費: 2,340千円)
2016年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2015年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
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キーワード | 視点取得 / 身体性 / 定型発達 / 非定型発達 / 認知科学 / 他者視点取得 / 発達 / 脳機能イメージング |
研究実績の概要 |
本研究では,社会的コミュニケーションにおいて重要な要素の一つである,他者視点取得の定型・非定型発達変化を明らかにすることを目的としている.他者視点取得とは,他者の見ている景色は自分の見えている景色とは異なることを理解する能力である.近年,非定型発達児における他者視点取得が不得手であるとの報告がなされている.更に,他者視点取得は,心的回転課題とは異なる方略でなされるとの報告がある.また,申請者らは,低年齢定型発達児と非定型発達児は似たようなエラーを示すことを見出している.具体的には,他者視点が自己視点と異なる場合でも自己視点を回答する自己視点バイアスエラーがみられる.本研究課題では,そのエラーに着目し,それが定型発達児ならびに非定型発達児においてどのように異なるかを明らかにすることを目指した.本研究課題では,異なる二つの実験課題を用い,他者視点取得課題時における自己視点バイアスエラーの生起要因について検討した.研究課題1では,視点変換操作を施した際の,運動プラニング能力を定型・非定型発達児を対象に検討し,その発達軌跡を追った.研究課題2では,他者視点取得課題と統制課題として,心的回転課題を実施した際の脳活動を定型・非定型発達児を対象に光トポグラフィーにより計測した.結果,研究課題1では,定型発達児において,視覚座標系の情報から身体座標系のような発達変化がみられるのに対し,非定型発達児では発達によらず,身体座標系の情報を利用する傾向がみられた.また,研究課題2における他者視点取得課題遂行時の脳活動計測において,視点取得課題遂行時には,側頭頭頂接合部付近における活動を見出し,定型・非定型発達児における活動の違いを見出した.
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現在までの達成度 (段落) |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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