研究領域 | 動的構造生命科学を拓く新発想測定技術-タンパク質が動作する姿を活写する- |
研究課題/領域番号 |
15H01637
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
複合領域
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
浜地 格 京都大学, 工学研究科, 教授 (90202259)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
9,750千円 (直接経費: 7,500千円、間接経費: 2,250千円)
2016年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2015年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
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キーワード | タンパク質 / 生細胞 / ケミカルラベル / 機能制御 / 動的構造 / イメージング |
研究実績の概要 |
近年のタンパク質研究においては、単離精製したタンパク質の精密構造解析から、本来機能する生細胞における解析および評価へと研究の重要性がシフトしている。それに伴い、新規な方法論の開発が世界中で活発に進められているが、いずれの手法においてもタンパク質を遺伝子工学的に改変し、一過的に発現させる必要がある。我々は遺伝子操作することなく細胞に内在的に発現するタンパク質を化学修飾できる独自の方法「リガンド指向型化学」を報告した。本研究では、これまでに達成できていない、細胞内タンパク質に対する新たなラベル化法、および小分子リガンドを有さない膜タンパク質に対するラベル化およびその動態・機能制御法の開発を研究目的としている。 平成28年度は、神経伝達物質受容体の一種であるグルタミン酸受容体をモデルタンパク質として、そのHis変異導入と細胞表層での配位化学(OcCC)をグルタミン酸受容体に適用し、その動的構造制御とそれに連動したチャネル活性のコントロールが可能であることを実証した。これは、リガンド結合ドメインの動的な構造変化が膜結合ドメインのチャネル部分の構造変化を誘導するということが、推定されていた受容体を用いて、膜表層での動的構造をパラジウム錯体との配位結合によって人為的に固定化することを基軸とした新しいChemical genetics的な膜受容体活性制御法と言える。
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現在までの達成度 (段落) |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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