研究領域 | 動的構造生命科学を拓く新発想測定技術-タンパク質が動作する姿を活写する- |
研究課題/領域番号 |
15H01650
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
複合領域
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
香月 美穂 福岡大学, 理学部, 助教 (10373292)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2016年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2015年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 微小管の格子構造 / 微小管ダイナミクス / 原子間力顕微鏡 / 微小管 / 高速原子間力顕微鏡 / 動的不安定 / 重合ダイナミクス |
研究実績の概要 |
本研究では、これまで電子顕微鏡などの手法によって行われてきた微小管格子構造の観察とそのダイナミクスの同時観察を目標とした。そのために、高速原子間力顕微鏡(HS-AFM)を用いた微小管の動態観察を目指した。 1) 滑り運動中の微小管の曲がり角度の解析から格子構造のズレを提示した。微小管の格子構造のズレが、管の形成後でも起こるのか、キネシン分子モーター上での滑り運動解析を用いて明らかにした。微小管重合端結合タンパク質の一種であるMal3をフローチャンバー内に導入したところ、GMPCPP安定化微小管の曲がりが増加した。この曲がりは、微小管が管状の形態を保ったまま格子構造がひずむ事により起こると推測できた。 2) タキソール安定化微小管をマイカ上に張り付け、その脱重合をHS-AFMで観察した。a) 脱重合途中の微小管端では、プロトフィラメントが隣接するプロトフィラメントと間隙を保ったまま数十秒間存在し、その後チューブリンの解離が始まった。また、b) 微小管中程では、数本のプロトフィラメントが失われ、直径数十nmの穴が開いたままの状態が数十秒間続くことが観察できた。これより、微小管の格子構造中でのチューブリンサブユニットの相互作用は長軸方向に沿って縦向きの結合が優位であり、微小管中のプロトフィラメント間は弱い相互作用で繋ぎ止められている事が示唆された。 今後は、様々な異なるヌクレオチド状態での崩壊様式の違いを比較し、格子構造の縦と横の相互作用のバランスの変化とそのダイナミクスとの関連を明らかにしたい。
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現在までの達成度 (段落) |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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