研究領域 | 新興国の政治と経済発展の相互作用パターンの解明 |
研究課題/領域番号 |
16H00738
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
人文・社会系
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
鬼頭 朋見 筑波大学, システム情報系, 助教 (50636107)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2017年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2016年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 社会ネットワーク / 企業間取引関係 / 多様性 / ネットワーク解析 / 地域クラスタ / 経済政策 / 経営学 / 生産工学 / 複雑系 / 社会ネットワーク分析 / 経営工学 / ビッグデータ解析 / モデル化 / エージェント / 創発 |
研究実績の概要 |
本研究では、実社会のネットワークを構成するノード(それぞれが自律した意思決定主体である)の多様性や、ノード間の関係の多重性が、如何にネットワーク全体の構造にはんえいされているかという創発原理を追究するものである。新学術領域全体の課題である「新興国の政治と経済発展の相互作用パターンの解明」に貢献すべく、今年度の研究においては、世界に広がる企業間取引ネットワークの実データの分析をおこない、新興国の企業が形成するネットワークの特徴などを明らかにした。 より具体的には、欧州、日本、北米、アジア諸国のどの地域においても、企業は地域的クラスタを形成しており、その繋がりは企業が何を生産しているかによる繋がりよりも強いことが明らかとなった。さらに、特に中国の企業クラスタ形成が他の地域とは異なる特徴をもち、その特徴ゆえの脆弱性を有することが、実データを基に構築したモデルを用いたシミュレーションにより示された。 さらに本研究では、産業の衰退などの影響を受けてどのような企業が淘汰されていくのかについても、実データを用いて検証をおこなった。本研究で収集したデータにより、特定の企業への依存性が高く、また特定の生産活動に集中している企業が淘汰されている様子を捉えることが出来た。 当初は、仮想的なモデルを多様に用意しシミュレーションをおこなう計画であった。しかし実データ分析により、より領域課題の興味に適合した知見を導くことができた。このような方向性の転換はあったものの、総じて順調に研究を進めることが出来た。
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現在までの達成度 (段落) |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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