研究領域 | 理論と実験の協奏による柔らかな分子系の機能の科学 |
研究課題/領域番号 |
16H00841
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
井原 栄治 愛媛大学, 理工学研究科(工学系), 教授 (90243592)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
2017年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2016年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | ポリ(置換メチレン) / 精密重合 / リビング重合 / 立体特異性重合 / 機能性高分子 / 光機能性高分子 / 高分子合成 / 重合触媒 / ジアゾ酢酸エステル |
研究実績の概要 |
ジアゾ酢酸エステルの精密重合については、リビング重合の可能な嵩高い置換基として、重合後に水酸基に変換可能なエステル型デンドロンのモノマーへの導入に成功した。また、新しい開始剤系として(ナフトキノン)Pd系の開発に成功したが、この開始剤系では、嵩高くないエステル置換基を有するモノマーのリビング重合や、tacticityがかなり制御されたポリマーの合成が可能となることを明らかにした。 ジアゾ酢酸エステルの重合による機能性高分子の合成については、2つのエチル基を導入したBODIPY骨格をエステル置換基として有するジアゾ酢酸エステルの合成に成功した。これによって、重合後に得られる主鎖の周囲にBODIPY骨格が集積したポリマーの有機溶媒への溶解性が格段に上昇することを確認した。このモノマーとアントラセンを有するジアゾ酢酸エステルとのランダム共重合を行い、主鎖の周囲にBODIPYとアントラセンがランダムに配列して集積しているポリマーの合成に成功した。このポリマー中のアントラセン部を光励起したところ、その励起エネルギーが効率良く移動し、BODIPYからその蛍光として放出されることを確認した。この結果は、ポリ(置換メチレン)の官能基集積効果を利用した高効率エネルギー移動が可能な分子ワイヤー合成に繋がる重要な成果である。 これまでに合成とその光物性の解析を行ってきたピレン含有ジアソ酢酸エステルの重合により得られるポリマーについて、ピレンとポリマー主鎖間のスペーサー長の異なる各種のポリマーについて、詳細な解析を行った。その結果、対応するビニルポリマーに比べて、ポリ(置換メチレン)ではエキシマー形成効率が向上することや、上記スペーサー長が長くなるにつれてエキシマー形成速度が低下すること等を明らかにした。
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現在までの達成度 (段落) |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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