研究領域 | 分子アーキテクトニクス:単一分子の組織化と新機能創成 |
研究課題/領域番号 |
16H00964
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
岸田 英夫 名古屋大学, 工学研究科, 教授 (40311633)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2017年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2016年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 非線形伝導 / 分子集合体 |
研究実績の概要 |
分子集合体の特異な電子状態を利用した非線形動作の実現を目指して研究を行った。分子集合体においては、複数の電子状態が安定となる、あるいは、外部刺激により新しい準安定状態へ状態変化することがある。これらの複数の安定状態あるいは状態変化を利用して非線形な動作を実現してきた。 これらの動作をより安定的に得て、さらに高度化するためには、最適物質の選択が極めて重要である。そこで、本研究では最適物質の開拓に一つの重点をおき研究を進めた。その研究において、BEDT-TTF系物質では、光照射により準安定状態を形成できることを明らかにした。この現象は当該物質系においてこれまで議論されてきた電荷秩序状態と密接な関係があることを明らかにした。また、光照射の履歴、電場印加、温度変化に依存した準安定状態の振る舞いを明らかにした。この準安定状態は、機能動作の際に必要となる物質の複数安定性の起源となるものである。また、上述のような観点から多環芳香族炭化水素系物質についても、電子状態の評価を中心に研究を実施した。 前年度に引き続き電流発振現象の光制御について、より理想的な動作を目指して研究を進めた。この動作の基本となる非線形伝導現象について、これまで試料ごとの違いを制御することが困難であった。この点を改善するために電極材料、デバイス作製方法、制御方法の再検討を行い、より安定した非線形伝導動作を実現した。このことにより安定した光制御が実現できると考えられる。
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現在までの達成度 (段落) |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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