研究領域 | 高難度物質変換反応の開発を指向した精密制御反応場の創出 |
研究課題/領域番号 |
16H01011
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
山口 潤一郎 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (00529026)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2016年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | ニッケル / パラジウム / 芳香環 / エステル / アルキル化 / カップリング反応 / 芳香族カルボン酸誘誘導体 / エステル基 / ニッケル触媒 / 配向基 / 芳香族エステル / 脱カルボニル化反応 / カップリング / アルキニル化 / ジアリールエーテル / 芳香族カルボン酸誘導体 |
研究実績の概要 |
本研究では、先に見出していた2種類の芳香族エステルのカップリング反応(ニッケル触媒による脱エステル型C-Hアリール化反応・ニッケル触媒による鈴木ー宮浦型カップリング反応)を基盤とし、潜在的な求核剤を様々なヘテロ原子を含む化合物や炭素骨格へと大幅に拡大を試みた。すなわち、芳香族エステルから直接炭素―炭素結合形成、炭素―ヘテロ原子結合反応の開発を行った。昨年度は3つの新しい求核剤を見いだしたが、、今年度さらに3つの求核剤を用いた新規芳香族エステルの脱カップリング反応の開発に成功した 1. ヘテロ芳香環エステルとケトンのα-アリール化反応 2 芳香族エステルの脱カルボニル型炭素-;リン結合形成反応. 3. ニッケル触媒による芳香族エステルの脱カルボニル型アルキル化反応 1:用いるヘテロ芳香族エステルには、基質制限があるものの、ヘテロ芳香族エステルとケトンからクライゼン縮合が進行することなく、α-アリールケトンが得られる。独自に開発したdcypt[3,4-ビス(ジシクロヘキシルホスフィノ)チオフェン]が最も効果的である。2:広範な芳香族フェニルエステルで反応が進行し、リン求核剤としてはジアリールホスフィンオキシドやジアルキル亜リン酸が適用できる。3: 興味深いことにジアルキル塩化アルミが最も効率的なアルキル化剤として働く。本反応は、芳香族フェニルエステルに加えて、芳香族アルキルエステルに対しても適用可能である。 このように自身で開発した芳香族エステルのカップリング反応の可能性を大幅に拡張することに成功した。
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現在までの達成度 (段落) |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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