研究領域 | なぜ宇宙は加速するのか? - 徹底的究明と将来への挑戦 - |
研究課題/領域番号 |
16H01093
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
柿崎 充 富山大学, 大学院理工学研究部(理学), 准教授 (90612622)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 素粒子論 / 宇宙論 / 重力波 / ヒッグス粒子 / 暗黒物質 / バリオン数非対称性 |
研究実績の概要 |
本研究では、素粒子物理学の標準理論を超えた新しいテラスケール模型と初期宇宙の進化シナリオの間のつながりに関して研究を行ってきた。具体的には、これらのテラスケール模型の存在を仮定したときに予言される物理量の間の相関関係を調べてきた。また稼働中のラージ・ハドロン・コライダー (LHC) 、計画中の国際リニアコライダー (ILC) に代表される各種高エネルギー物理学実験や、暗黒物質検出実験、重力波干渉計等の宇宙観測で得られる実験データと比較し、多角的な観点から模型を解析することにより、テラスケールで実現されている真の物理理論に迫ることを目指してきた。 本年度は主として、宇宙のバリオン数非対称性を説明する有力なシナリオの一つである電弱バリオン数生成シナリオの謎に迫ることを念頭に起き、強い1次的電弱相転移を実現する様々なテラスケール模型を取り上げ、この相転移から発生する重力波に関する研究を行った。まず、強い1次的電弱相転移を実現し、且つ暗黒物質候補粒子も合わせ持つU(1)Xゲージ模型の現象論的解析を行った。そして、現在のLHC実験や暗黒物質直接検出実験からの制限が非常に強く、将来の宇宙空間で行われる重力波観測干渉計LISA及び DECIGOで観測できるほど重力波の振幅が大きくなる可能性は低いことを指摘した。また、これらの将来の重力波観測を使ったテラスケール模型のパラメータの決定精度を調べる研究も行った。その結果、重力波観測により決定できるパラメータの精度は、将来の高輝度 LHC や ILC を使ったパラメータの決定精度に比肩し、重力波観測と加速器実験はテラスケール模型を探索する上で相補的な役割を果たせることがわかった。
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現在までの達成度 (段落) |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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